- 目次 -
1.はじめに
2.適用
バージョン
3.動作に
必要なもの
4.インストール
手順
5.使用する前の
準備
6.ソフトウェア
の使い方
7.エンジン情報
センサ情報一覧
8.FAQ
コーヒーブレイク
VB6の長所と短所 なぜVB6を使うのか VB6のトラブル集1 VB6のトラブル集2 UWPのトラブル集1 C言語のコメント作法 C言語の常識ルール
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ダイアグスキャナー 取扱説明書
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PDF版と内容が異なる場合があります。
一部に古いバージョンのままの記載があります。
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Q3、ダイアグについて
Q3-1 |
ダイアグコードが表示されました。どうしたらいいですか?
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A3-1 |
読み込んだ車両の整備書を参照して、故障診断を進めてください。
別のメーカーの整備書や異なる車種の整備書を参照した場合、正しい故障診断ができない場合があります。
自動車の知識がない場合は、自動車整備士などの詳しい人に相談してください。
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Q3-2 |
ダイアグコードが表示されました。しかし整備書で確認すると、表示とは異なる意味の内容でした。
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A3-2 |
ダイアグコードと意味の紐付けには、ISOで規定されないメーカー独自のダイアグコードの範囲があります。
メーカー独自のダイアグコードは、同じダイアグコードであっても車両によって意味付けが異なる場合があります。
ダイアグコードが読み取れたときは、コード番号を元に必ず読み取った車両の整備書を参照してください。
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Q3-3 |
整備書とは何ですか?
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A3-3 |
クルマを修理するときに読む、説明書です。
ベテランの自動車整備士であっても、勘や経験に頼って修理をすると作業ミスとなる場合があるため、
必ず整備書を見て作業することになっています。
整備書はメーカーによって呼び方が異なります。修理書と呼ぶこともありますが、通常は「整備書」と呼べば誰にも通じます。
トヨタ: 修理書、サービスマニュアル、技術マニュアル
ホンダ、スズキ: サービスマニュアル
日産: 整備要領書
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Q3-4 |
整備書はどこで購入できますか?
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A3-4 |
対応するメーカーのディーラーで購入できます。そのディーラーで自動車を購入していなくても購入できます。例えばトヨタ車であれば、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店のどこでも購入できます。注文するときは、購入したい整備書の車両もしくは車両の車検証を持って行く必要があります。
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Q3-5 |
ダイアグコードが表示されたので、色々やってみましたが改善しませんでした。
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A3-5 |
自動車の知識がない場合は、時間を掛けても労力の無駄ですので自動車整備士などの詳しい人に相談してください。
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Q3-6 |
ダイアグコードを消去してみたら、以後ダイアグコードが表示されませんでした。実際に運転していても、異常があるとは感じられません。
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A3-6 |
その時のみ偶然に、異常と判定するためのセンサの異常動作、もしくは接触不良が発生したか、ダイアグの誤判定だと思われます。
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Q3-7 |
ISCのダイアグコードが出ました。しかし、このクルマにはISCVが付いていません。ダイアグスキャナーのバグではありませんか?
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A3-7 |
ISCV(Idle Speed Control Valve) は、アイドリング時にアクセルが閉じているときの吸入量を制御するバルブです。このバルブに異常があると、アイドリングの不調、アイドリング時のエンジンからの振動の増加などが発生します。カーボンの堆積による固着や制御モーターの故障等による不具合が多く、一般的によく知られるトラブルの1つです。2000年代半ばまでのクルマは、スロットルを開閉をするのに自転車のブレーキに用いられているようなワイヤロープが使用されていました。最近ではフライバイワイヤが一般的となり、アクセルペダルの踏み込み量を電気的に読み取り、エンジンECUがスロットルバルブを駆動する電気モーターを制御して開閉しています。そのため、コスト削減のためにもISCVを取り除き、電気モーターによるスロットル制御でISCの機能を持たせています。よって、ISCのダイアグが発生した場合はISCVを指している訳ではなく、その名の通りアイドリング制御における不具合によるものだと推測されます。
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