for Windows ダイアグスキャナー 概要 できること 外観 対象 仕様 車両との通信に 必要な機器 対応可能な自動車 故障診断機能とは? 用語集 よくある質問 徒歩メーター 燃費ティーチャー Keyboard IE カーナビを... サンプリングメーター みるCAN CANレコーダー CANレーベル VB6の長所と短所 なぜVB6を使うのか VB6のトラブル集1 VB6のトラブル集2 UWPのトラブル集1 C言語のコメント作法 C言語の常識ルール クルマ整備技術サイト |
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Diag Scanner ダイアグスキャナー |
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概要 ダイアグスキャナーは、自動車の故障診断(ダイアグノーシス)情報を 読み取るソフトです。 バッテリ電圧も確認できます。 対応車種では、冷却水温やエンジン回転数などの情報も確認できます。 日本語に完全対応しているOBD2スキャンソフトです。 できること 1、異常ダイアグの確認 WEB版 取説 6頁 対応するダイアグコードは、すべて日本語で表示されます。 2、保留ダイアグの確認 3、ダイアグの消去 WEB版 取説 7頁 ※消去をしてもダイアグの原因となる不具合が解消されない限り、 ECUの自己診断機能によって即時にダイアグが発生する場合があります。 4、バッテリ電圧の確認 WEB版 取説 6頁 ※バッテリ電圧は、エンジンコンピューターからではなく、 OBDコネクタのBATT端子の電圧を読み取ります。 5、エンジン情報の確認 WEB版 取説 9頁 車両速度、エンジン回転数、スロットル開度、点火時期、冷却水温、 吸気温度、パージバルブ動作状態、ガソリン残量、EGR動作状態、 大気圧、吸気圧 ※Version1.41より、以下の情報も取得可能になりました エンジン負荷、燃圧、吸入空気量、インジェクション制御状態 燃料噴射量補正率、燃料噴射量調整率 6、センサ情報の確認 O2センサ、触媒センサ(排気温センサ) 7、車両情報の確認 ※以下は、車両との通信が開始したときのみに取得します。 ・警告灯点灯後の走行距離 ・ダイアグ消去後の走行距離 ※Version1.42より、以下の情報も取得可能になりました ・加速度 ・標高(100m単位になります) 8、エンジン情報やセンサ情報のアラーム機能 WEB版 取説 10頁 9、エンジン情報やセンサ情報のログ保存機能 WEB版 取説 11頁 CSV形式(テキストフォーマット) もしくはXLS(Excel)形式でログ出力ができます。 ※XLS形式の出力には、Microsoft社 Excel がインストールされている必要があります。 10、読み上げ機能 ※Version1.42より追加 WEB版 取説 13頁 読み上げ機能を使用する場合は、以下の2つのランタイムがインストール されている必要があります。 (1) Microsoft Speech Platform - Runtime (Version 11) (2) Microsoft Speech Platform - Runtime Languages (Version 11)のうち、 以下のデータ ・MSSpeech_TTS_ja-JP_Haruka.msi Kラインでの動作です。 CANの場合は、値の表示レスポンスが向上します。 ※ レスポンスが遅い場合は、設定でサンプリング周期を調整してください 取得情報を1つのみに設定したときの例です。 エンジン音と値の変化が連動していることがわかります。 取得する情報を限定すれば、Kラインでもレスポンスが良くなります。 11、オシロスコープ機能 ※Version1.47より追加 WEB版 取説 14頁 時間レンジやゼロ点(GND)位置の変更などの基本的な操作はもちろん、 トリガー機能が搭載された本格的なオシロスコープ(データロガー)です。 ※サンプリング能力は以下の要素で決まります。 ・エンジンコンピューターの処理能力 ・パソコン ⇔ 車両 間の通信速度 ・パソコンの処理能力 ・[設定] - [情報取得設定] のサンプリング間隔の設定時間 ・[設定] - [情報取得設定] で有効にしている情報数(不要な情報は無効にしてください) ・[設定] - [オシロ設定] の time/div の値 (1) 基本動作 (2) トリガ動作 (Ch1、速度40km/h 立ち上がりでトリガ) (3) 録画機能 ※トリガモード時は、録画できません。 ※本機能は、開発中のβ版です。フリーズ等が発生する場合があります。 ※WindowsMediaPlayerでは再生できません。 ※録画ファイルは、MPC-HC (https://mpc-hc.org)で再生できます。 ※動画は、無圧縮AVIフォーマットで作成されます。 サンプル動画1 走行状態 (116MB) サンプル動画2 バッテリ電圧 (97.3MB) (4) Panorama Snapshot(パノラマ スナップショット) ※Version1.48より追加 波形を連続でスナップショットする機能です。 動画よりもはるかに低い容量で記録ができます。 ※トリガモード時は、動作できません。 ※記録できる枚数は、1時間あたり999枚までです。 外観 ※写真は、Ver1.41の動作画面です。 |
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対象 三級自動車整備士程度の知識がある自動車ユーザー向け 仕様 OS: WindowsXP 32/64bit以降に対応 ※Windows7推奨 ※Windows10対応 (PRO版 32bit、64bit) パソコン: 車両通信器との接続に必要なインタフェースを持つこと (USB、RS-232C、Bluetooth等、車両通信器による) COMポート: COM1〜COM15の範囲で、1ポート以上の空きがあること 車両との通信に必要な機器 以下の機器に対応しています。 (1) ELM Electronics社 ELM327 コントローラを用いたデバイス パソコンとの接続方法は、Bluetooth、USB、RS-232C による方法のデバイスに 対応しています。 ※ELM327互換機では、一部の機能が正常に動作しない場合があります。 ※ELM327互換機の通称V2.1おいて、互換機側のバグによって一部の機能が 正常に動作しないことを確認しています。 対応可能な自動車 (1) 運転席の足下あたりにDLCコネクタが付いていること ※台形のコネクタです (一部の車両は、運転席側のコネクタではなく、 エンジンルーム側のコネクタを変換して接続する必要があります。) (2) ISOやSAEに準拠した通信ができること 整備書等を見てCAN H、CAN Lといった名前の信号が来ている最近のクルマであれば、 ほとんど対応しています。 SILといった1本の信号線が来ている場合は、どのような信号が流れているのかを判断するのが難しいため、実際に診断機を接続して使えるかどうかを確認したほうが早いです。 少なくともドイツ車で90年代後半のクルマであれば、1本の信号線であっても対応している場合が多いと思います。 故障診断機能とは? 例えば朝一番にエンジンを掛けたとき、アイドリングの調子が悪いということがあります。それは必ずそうなる理由があるからこそ調子が悪いのであり、その理由を正しく解決すれば設計通りの軽いアイドリングに戻るはずです。 「この部品がよく不具合を起こすから交換しよう」 と、直感や経験に頼った修理をしても、それが正しいとは限りません。その場合、このメーカーのクルマだから仕方ない、このクルマはこれが普通なんだ、と更に間違った解釈をする人が実際に多くいます。 自動車のエンジンには様々なセンサーやモーター、リレーなどが何百点と使われており、どの部品の調子が悪いのかを1つずつ取り外してチェックしていくのは、時間的にも体力的にも不可能です。 上記のアイドリングの例では、実際にはエンジンに何の問題もなく、トランスミッションの電磁リレーの故障によってアイドリングに影響を与えていたというケースもあります。そんな場合に、アイドリングの調子が悪いのはエンジンに問題があるからだと、憶測で修理を試みたらどうなるでしょうか? 手探りで原因を探っていれば、膨大な時間をいつまで掛けても原因が解決せず、とりあえずで正常な部品を色々交換してお金を掛け続けて、結局このクルマはこのメーカーだから駄目なんだとメーカー自体を悪く決めつけて、他のメーカーに買い換えることになるでしょう。 現在の自動車は、エンジンやトランスミッション、エアコンやブレーキなどのすべての要素がコンピューターによって細かく制御されて動作します。ステアリング操作やドア開閉などのすべての人間の操作も、コンピューターによって細かくセンシングされています。 それらの制御に必要なセンサやアクチュエーターは、機能や性能に問題が発生した場合、運転の走る曲がる止まるの安心・安全に影響を及ぼす場合があります。 ですのでコンピューターには、自分自身が使用するセンサやアクチュエーターに問題がないかを確認する機能や仕組みが必ず搭載されています。それらを一般的には、「自己診断機能」 といい、英語ではOBD(On Board Diagnostics)と呼びます。 故障の内容を整備士やユーザーに教える仕組みは、いくつかあります。ウインカースイッチやライトスイッチなどをファミコンのコマンド入力のように操作して故障診断モードに入り、メータのランプの点滅状況をモールス信号のように読み取り判断する方法は、1990年代にはすでに一般化されています。 他には専用の機器を自動車に接続して故障の内容を読み取る方法などもありましたが、自動車メーカー各社ごとに独自の高価な機器が必要でした。中には同じメーカーであっても使える機器に種類があり、互換性がないためにコストが膨大になるなどの問題がありました。 そこで現在のパソコンのように、規格化をしてどのメーカーの自動車であっても同じように故障の内容や車両の状態が得られる仕組みを作ろうとする試みがされ、ISO14000 などで知られる 国際標準化機構(ISO)や、アメリカの標準化団体(SAE)によってそのルールが決められました。ルールにはいくつかの種類がありますが、まとめて一般的に OBD2 と呼ばれるものです。 ダイアグスキャナーでは、このOBD2に対応した故障の内容を知ることができます。 国内販売の日本車であれば、道路運送車両の保安基準によって共通化が義務づけられた2008年10月1日以降に新規発売されたクルマであれば、対応しているはずです。実際には、余裕を持って制定前から対応しているメーカーがほとんどであったため、それ以前のクルマですでに対応している場合があります。よってメーカーにもよりますが、2000年前半から中半頃が、OBD2に対応しているかどうかの境目であると思います。 参考情報1 国土交通省 自動車交通局 自動車に対して排出ガス発散防止装置に係る 高度な車載式故障診断装置(J-OBDU) の装備義務付け http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/091101_2_.html 参考情報2 国土交通省 自動車交通局 道路運送車両の保安基準 別添48 自動車のばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置 に係る車載式故障診断装置の技術基準 http://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokubetten/saibet_048_00.pdf 用語集 ダイアグスキャナーで表示される用語をまとめました。 +B ・・・ バッテリ電源、BATTと同一 A/B ・・・ エアバッグ ACC ・・・ アクセサリ電源 Bank ・・・ V型エンジンのそれぞれのシリンダブロックを Bank1、Bank2といったように呼びます。 直列エンジンでエキゾーストパイプが2つに別れる場合も、 Bank1、Bank2といったように呼びます。 BATT ・・・ バッテリ電源、+Bと同一 E/G ・・・ エンジン ECU ・・・ Electronic Control Unit の略。車載コンピューターのことを指します。 例えば E/G ECU は、エンジンコンピューターのことを指します。 IG ・・・ イグニッション電源 T/M ・・・ トランスミッション |
よくある質問
その他については、添付されているPDFの取扱説明書をご覧ください。 |
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