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Miru CAN みるCAN
みるCAN
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概要

CAN通信のプロトコルアナライザです。
CANバス上に流れているメッセージの状態が分かりやすく確認できます。


みるCAN 概要



外観

みるCAN メイン画面




対象

CAN通信を理解しているエンジニア向け


仕様

OS: WindowsXP 以降に対応
   ※Windows7 Professional 64bit、Windows10 Pro 64bitにて動作確認済

パソコン: 
   (1) CANインタフェースとの接続に必要なインタフェースを持つこと。
     ※必要なインタフェースは、USB、PCIバスなど、
      使用するCANインタフェースによります

   (2) CPUのコア数が2以上であること。
     ※シングルコアの場合、遅延やフリーズ等が発生する場合があります

   (3) 指定の表計算ソフトがインストールされている環境では、
     xls形式にてログの出力が可能です。
     ※非インストール環境では、テキスト形式(CSV形式)での出力となります



対応するCANインタフェース

以下の機器に対応しています。

  (1) LAWICEL AB 社  http://www.can232.com/
    ・ CANUSB
     
  (2) インタフェース社  http://www.interface.co.jp/
    ・ CANインタフェースモジュール
     Interface PCI-485120 など
     ※ドライバに、GPC-4851 を用いるデバイスに対応

  (3) Kvaser社  https://www.kvaser.com/  Ver1.19より対応
    ・ Kvaser Leaf Light V2 など
    ・ Kvaser PCIEcan HS v2
    ・ Kvaser PCIEcan 2xHS v2
     ※他のデバイスでも動作するはずですが、未確認です。
     ※canlib32.dllでアクセスできるデバイスに対応します。



対応する表計算ソフト

ログをxls形式で出力するには、表計算ソフトがインストールされている必要があります。

  (1) Microsoft Excel 2003、2016
    ※2007〜2013の環境では動作確認していません
   
  (2) Kingsoft Office 2016 Spreadsheets
    ※2015以前の環境では動作確認していません。
    ※出力されたxlsファイルは、Excel2003で開けません。
     Microsoft Excel Viewer 等では開けるようです。
     http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=10
    ※両方インストールされている場合は、標準設定において
     Microsoft Excel が優先されますが、システム環境によっては
     強制的にKingsoftが優先されるようです。

  (3) Kingsoft 製品版 日本語 WPS Office(WPS Spreadsheets)
    ※2016年末発売のバージョンにて確認しています。






対応可能なCAN通信

(1) ISOに準拠したCAN通信であること

 対応する電気仕様は、使用する機器に依存します。
 開発時における動作確認は、ISO11898-2準拠の環境を用いています。

 車両に接続して使用する場合、ISO仕様をすべて満たす自動車に対応しています。
 特定の車載コンピューターで構成されたベンチ環境等で使用する場合は、
 終端抵抗が必要です。
 詳細は、使用する車載コンピューターの車両に対応する整備書等やISOの規格書等、
 ベンチ環境を構成する各機器の仕様書等で確認して下さい。


(2) メッセージが CAN Specification 2.0
  または 2.0B 拡張フォーマットに準拠していること
 




よくある質問

Q1、29bit拡張フォーマットに対応していますか?
A1、Ver1.15より対応しています。

Q2、CAN FDに対応していますか?
A2、次回以降のバージョンで公開予定です。
   Kvaserのデバイスに対応予定です。

Q3、Windows 64bit環境下で、CAN USBが認識できません。
A3、64bit環境で使用する場合も、CAN USB DLL ライブラリは、
   32bit版をインストールしてください。

Q4、実車につなげて表示させると、メッセージ表示が勝手にスクロールします。
A4、VB6のテキストボックスの仕様に依存しているため、
   受信するCAN IDが多い場合はスクロール処理が正常にできません。
   ただし、WindowsXPの環境では勝手にスクロールしないことを確認しています。
   ログデータは正常に取得できていますので、我慢してください。
   どうしても気になる場合は、CAN IDの「除外設定」を使用して
   表示範囲を限定して使用してください。

Q5、Kvaserのデバイスで動作できません。
A5、Ver1.19ではKvaser社製CANデバイスにおいて、2チャンネル以上のデバイス
   もしくは2つ以上のデバイスが接続されたときに動作しなくなる
   不具合がありました。
   Ver1.20以降では修正済みです。(2019.11.17)

Q6、Windows10でCANUSBが使用できません。
A6、以下の内容をご覧ください。(2020.2.5)
   
   Windows10にて、旧型のCANUSBを使う方法    


Q7、CANUSBを使用したとき、メッセージのタイムスタンプに偏りがあります。
A7、CANUSBモジュール内蔵のタイマー機能に問題があり、
   時間の偏りが発生していることを確認しています。
   共通設定のタイマーをWindowsに変更するか、もしくは
   Ver1.22で機能追加された分周比の値を変更することで改善が望めます。
   (2020.9.16)
       






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