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2020.2.5
2020.2.6 更新
Windows10にて、旧型のCANUSBを使う方法
□1.CAN USB の種類について
CANUSBは、数種類のバージョンがあります。
旧型の初期版のCANUSBは、そのままではWindows10にて使用できません。
今までのようにドライバをインストールしても、
以下のように正常に認識できません。
本体の黄色いラベルに記載されているシリアルNoの先頭に
+マークがないものは、初期型のCANUSBです。
詳細は、LAWICEL AB社の以下のサイトを確認してください。
LAWICEL AB社 CANUSBの新しいUSB PIDについて(英語)
http://www.can232.com/?p=422
□2.Windows10にて、旧型のCANUSBを使う方法
Windows10にて、旧型のCANUSBを使うには以下の手順が必要です。
(1) FTDI社 のFT Prog をダウンロードして、
Windows7 までのパソコンにインストール
(2) FT Prog にて、CANUSBの USB PID を FFA8 から 6001 へ書き換える
(3) Windows10のパソコンにCANUSBを接続
(4) CANUSB DLL 32bit版をインストール
(1) |
FTDI社 のFT Prog をダウンロードして、
Windows7 までのパソコンにインストール
旧版のCANUSBをWindows10で使用するにはPIDの書き換えが必要です。
PIDの書き換えは、FTDI社 のFT Progというツールを使用します。
Downloadは、以下のサイトでできます。
FTDI社 FT_Prog
https://www.ftdichip.com/Support/Utilities.htm#FT_Prog
インストールは、Windows7までのパソコンに行います。
Windows8や10でもインストールはできますが、CANUSBが検出できないため
使用できません。
インストールは、以下の手順で行います。
@ |
ようこそ画面が出るので、[Next>] ボタンをクリック。
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A |
同意画面が出るので、[I Agree] ボタンをクリック。
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B |
インストール構成画面が出るので、そのまま[Next>] ボタンをクリック。
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C |
インストール先画面が出るので、そのまま[Install] ボタンをクリック。
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D |
インストール完了画面が出るので、[Finish] ボタンをクリック。
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(2) |
FT Prog にて、CANUSBの USB PID を FFA8 から 6001 へ書き換える
以下の手順で行います。
@ |
CANUSBをパソコンに接続します。
マウスやキーボード以外の、他のすべてのUSBデバイスは抜いてください。
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B |
[DEVICES] → [Sscan and Parse F5] を選択します。
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C |
[FT EEPROM] → [USB Device Descriptor] を開きます。
Vebder ID:0403、Product ID:FFA8 になっていることを確認します。
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D |
Product ID:6001 に変更します。
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E |
[DEVICES] → [Program Ctrl+P] を選択します。
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F |
Vebder ID:0x0403、Product ID:0x6001 になっていることを確認します。
問題なければ [Program] ボタンを押します。
ウィンドウ左下のステータスがReady になったら書き込み完了です。
[Close] ボタンを押してウィンドウを閉じ、FT Progを終了します。
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(3) |
Windows10のパソコンにCANUSBを接続
Windows10のパソコンにCANUSBを接続すれば、Windows10標準のドライバでCANUSBが認識できます。このときCANUSBは、USBシリアル変換器として認識されます。 認識されない場合は、デバイスマネージャーからデバイスのアンインストールを行ってください。
その後にCANUSBを抜き差しすれば、デバイスが自動認識されます。
Windows10標準のドライバが認識できない場合は、FTDI社のサイトからD2XX Driversをダウンロードしてインストールしてください。
FDTI D2XX Drivers
https://www.ftdichip.com/Drivers/D2XX.htm
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なお、当方はCANUSBの販売元ではありません。
ご不明な点は、LAWICEL AB社 もしくは 購入先にてお問い合わせください。
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