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概要
キーボードIEは、パソコン用キーボードの簡易検査ソフトです。
78、101、104、107 の英語キーボード(US)、
106、109、112 の日本語キーボード(JP)、
ノートパソコン内蔵キーボードなどに対応しています。
※IE:Inspection Equipment
動作画面
Standard版
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キーボードのキー入力に対して、リアルタイムに該当キーが反応します。
PC-9801、PC-9821シリーズのキーボードもチェックできます。
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PRO版
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デバッグモードはPRO版専用モードです。
通常の検査モードとは異なり、キーコードとローカルフックを同時に監視しています。
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使用方法
Standard版
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(1) |
ソフトを起動します。
このときキーボードに触れてはいけません。
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(2) |
検査したいキーボードの種別をマウスで選択します。
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(3) |
環境をチェックしているので、しばらく待ちます。
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(4) |
メイン画面が表示され、検査がスタートしています。
画面に黄色や青色のキーがないことを確認します。
あれば異常です。キーが固着しています。
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(5) |
すべてのキーを1つずつ押していきます。
押している状態では、該当キーが黄色になり、
離したときには青色になっていることを確認します。
反応しないキーがあれば異常です。
押しているところと別の部分が反応すれば異常です。
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(6) |
すべてのキーが正常に押せた場合に「検査OK」と表示されます。
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(7) |
右上の[x]ボタンを押して、ソフトウェアの動作を終了します。
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PRO版
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(1) |
ソフトを起動します。すぐにメイン画面が表示されます。
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(2) |
検査したいキーボードの種別をマウスで選択します。
前回選択時のキーボードが選択されたままになっています。
このときキーボードに触れてはいけません。
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(3) |
すでに検査がスタートしています。
画面に黄色や青色のキーがないことを確認します。
あれば異常です。キーが固着しています。
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(4) |
すべてのキーを1つずつ押していきます。
押している状態では、該当キーが黄色になり、離したときには青色になっていることを確認します。
反応しないキーがあれば異常です。
押しているところと別の部分が反応すれば異常です。
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(5) |
すべてのキーが正常に押せた場合に「検査OK」と表示されます。
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(6) |
キーボードをつなぎ換えます。PS2タイプの場合はUSB変換ケーブルを用いることで、シャットダウンせずに交換することができます。
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(7) |
Resetボタンを押して、検査を手順(3)から繰り返します。
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その他の機能
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a) |
Captureボタンを押すと、画面がクリップボードにコピーされて、BITMAP形式の画像ファイルも保存されます。
保存場所は、実行ファイルと同じフォルダ内に保存されます。
ファイルの命名則は以下の通りです。 Ver1.11より対応
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kiYYMMDDHH-XXX.bmp
ki:固定ワード
YY:保存時の西暦下2桁
MM:保存時の月2桁
DD:保存時の日2桁
HH:保存時の時刻2桁
XXX:時刻ごとに001からの連番を付与
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b) |
ウィンドウサイズをマウスで拡大すると、キーボードも拡大して表示できます。 Ver1.12より対応
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c) |
ウィンドウの最大化ボタンを押すと、キーボードも1画面いっぱいに拡大して表示できます。 Ver1.13より対応
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d) |
HiSpdボタンを押すと、キーボードを押した状態(黄色表示)の反応時間が最小になります。
チャタリングが発生しているときに分かりやすくなります。 Ver1.15より対応
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仕様
OS: |
Windows98SE、Windows2000
WindowsXP 〜 Windows7、Windows10 に対応
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32bit版、64bit版どちらの環境でも動作します。
VB6にて作成していますので、本ソフトウェアは 32bit動作です。
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※ |
Win32 API を多用していますので、環境によっては正常に動作しない可能性があります。
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※ |
内製のDLLはすべてWin32、C++ネイティブです。
C++/CLI、.NET、VB6(ActiveX)は一切使用していません。
MFCは使用していないため、記載がない限りVisual C++ Runtimeも不要です。
都合により、CPUに依存する処理を使用してる場合があります。
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※ |
Window8での動作は、未確認です。
(Windows8はマルチウィンドウOSではないため、sを抜いています)
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※ |
Windows98SEではCaptureなどの機能が動作しないことを確認しています。
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以下の環境にて動作確認をしています。
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Windows10 Pro 64bit (Ver1.12〜 開発環境)
Windows7 Professional 64bit(Ver1.00〜1.11開発環境)
WindowsXP Professional 32bit
Windows2000 Ver1.12より対応
Windows98 SE for PC-9821シリーズ Ver1.12より一部対応
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パソコン: キーボードのI/Fは、PS/2、USB、Bluetoothなどすべてに対応します。
対応キーボード: 2020.6.4 現在の一覧です。
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Standard版
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101英語(US)、104英語(US)、各テンキーレス
106日本語(JP)、109日本語(JP)、各テンキーレス
78英語(US)
PFU Happy Hacking 60 英語(US) Ver1.10より対応
※ DIPスイッチがWindowsモードの場合に対応します。
PFU Happy Hacking Lite2 英語(US)、日本語(JP) Ver1.14より対応
NEC PC-9801/9821キーボード配列 Ver1.12より対応
※COPY、CAPS、カナは、確認できません。
※Shiftキーの左右判別は、キーボードの仕様上できません。
IBM Thinkpad X6x 日本語(JP) Ver1.10より対応
Lenovo Thinkpad X2xx 日本語(JP) Ver1.10より対応
※ボリューム、ThinkVantage ボタンは確認できません。
Lenovo IdeaPad Slim 150 日本語(JP) Ver1.14より対応
※キーボードのドライバは、初期設定の「標準キーボード」のまま使用してください。
富士通 LIFEBOOK A5XX 日本語(JP) Ver1.10より対応
富士通 LIFEBOOK A5XX 日本語(JP) テンキー付き Ver1.10より対応
※テンキーの000は、0と識別できません。
※テンキーのTabは、キーボード左端のTabと識別できません。
ドンキホーテ NANOTE UMPC-01-SR Ver1.13より対応
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PRO版
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101英語(US)、104英語(US)、78英語(US)、87英語(US)
106日本語(JP)、109日本語(JP)、92日本語(JP)
Happy Hacking 60 英語(US)
※ DIPスイッチがWindowsモードの場合に対応します。
IBM Thinkpad X6x 日本語(JP)
Lenovo Thinkpad X2xx 日本語(JP)
※ボリューム、ThinkVantage ボタンは確認できません。
富士通 LIFEBOOK A5XX 日本語(JP)
富士通 LIFEBOOK A5XX 日本語(JP) テンキー付き
※テンキーの000は、0と識別できません。
※テンキーのTabは、キーボード左端のTabと識別できません。
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その他:
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Standard版では、一部の動作に制限があります。
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デバイスマネージャーのキーボードのドライバが正しくないと、正常に検査できません。
英語キーボードの場合は、
日本語キーボードの場合は、
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日本語 PS/2 キーボード(106/109 キー Ctrl+英数)
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に設定します。
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キーボード操作中にWindowsキーやショートカットキーが反応しますが、仕様です。VB6でグローバルフックを用いると、自身もキーが読めなくなるため使用していません。
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キーボードのEnterキーと、テンキーのEnterキーは識別できません。それぞれ別々に押し、押したときに両方が黄色くなることを確認します。
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動作中は、本ソフトが常にアクティブウィンドウになります。
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Pauseキーは、押したままの状態が検知できません。
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半角/全角 キー、カタカナ/ひらがな キーは、押したままの状態にするとき、押し始めたときに一瞬チャタリングのように表示されますが、仕様です。
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古いATOKなどが動作している状態で使用すると、Windowsの動作がおかしくなる場合があることを確認しています。
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キーを同時押ししたとき、キーの組み合わせやタイミングによって、
特定のキーが反応しない場合があります。
この場合、ソフト側の問題ではなくキーボード側の機能、性能の問題です。
押し間違いを防ぐ機能によるものなのか、制限仕様もしくは不具合なのかは、
キーボードによります。
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普段の文字入力操作以上のことをすると、キーボードがフリーズしたりすることがあります。
この場合、ソフト側の問題ではなくキーボード側の機能、性能の問題です。
Windowsをシャットダンして電源を落としてから、電源を再投入して起動すると、動作が復活します。
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PS/2→USB変換コネクタを使用したとき、106/109キーボードの無変換、ローマ字/ひらがなキーなどが使用できない場合があることを確認しています。 (変換コネクタの能力に依存します)
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Windows10でCapture機能を使用したとき、ウィンドウ周囲の数ドットが含まれてしまうのは仕様です。
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PC-9801/9821用キーボードは、CAPS、カナ、COPYキーのチェックができません。Windowsにおいて、キーコードが割り当てられていないようです。もしくはローカルフックでは流れないコードかもしれません。
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開発中の暫定公開のため、不具合等がある場合があります。
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