- 目次 -
1.はじめに
2.適用
バージョン
3.動作に
必要なもの
4.インストール
手順
5.使用する前の
準備
6.ソフトウェア
の使い方
7.エンジン情報
センサ情報一覧
8.FAQ
コーヒーブレイク
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ダイアグスキャナー 取扱説明書
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PDF版と内容が異なる場合があります。
一部に古いバージョンのままの記載があります。
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g. ログ保存機能
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ダイアグスキャナーでは、エンジン情報やセンサ情報をログとして保存する機能があります。
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基本機能
ダイアグスキャナーでは、エンジン情報やセンサ情報を設定した周期でサンプリングし、ログファイルとして保存することができます。サンプリング周期は、50 〜 3600000ms の間で設定することができます。
※ |
一度取得した値を再サンプリングすることになるため、時間ずれが発生するのは仕様です。
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サンプリング周期の精度は、車両側コンピューターの性能に左右され、パソコンの環境やダイアグスキャナーの設定状態にも依存します。ログファイルは、同一フォルダ内に1時間あたり999ファイルまで行うことができます。
ログは、20000サンプリングごとに自動保存されます。
20000サンプリングに満たない場合は、[OFF] をしたときに自動保存されます。
なお、ログファイルの保存時には、処理に一時的な負荷が掛かるため、
データ表示処理が一時的に中断したり、サンプリングの途絶や遅延等が発生します。
保存処理は、XLS出力よりもcsv出力のほうが負荷が低くなるように設計しています。
(1) |
ログの保存先は、共通設定で変更することができます。
共通設定は、メニューバーの[設定(S)] の中にある [共通設定] を選択して開きます。
※ |
[接続] ボタンが押されていて車両との通信中のときは、コメントを編集することができません。
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(2) |
ログ設定タブを開きます。 [ログを保存する] にチェックが入っていない場合は、チェックを入れます。
ログの保存先は、3種類の設定から選択できます。
[実行ファイルのフォルダ内] は、DiagScanner.EXE が存在するフォルダ内に保存されます。
[デスクトップ上] は、Windowsのデスクトップに保存されます。
[指定したフォルダ] は、その名の通りで指定したフォルダ内に保存されます。
フォルダの指定方法は、保存したいフォルダを図中の赤枠内にドラッグ&ドロップします。
正しくドラッグ&ドロップされると、そのフォルダの絶対パスが表示されます。
保存時に、指定したドライブやフォルダが存在しない場合は、保存先がデスクトップ上に変更されます。
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(3) |
ログファイルの形式は、Excel形式(XLS形式)もしくはテキスト形式(CSV形式)にて出力することができます。
Excel等の表計算ソフトがインストールされていない場合は、Excel形式(XLS形式)を選択することができません。
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(4) |
データのサンプリング周期を設定します。
サンプリング周期は、50 〜 3600000ms の間で設定することができます。
設定が完了したら、[OK] ボタンを押して、共通設定を閉じます。
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サンプリングの精度について
実際のサンプリングの間隔は、設定した値よりも大きくなります。以下の要素によって遅延が発生します。
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車両に搭載されているコンピューターの性能に大きく依存します。
CANよりもK-LINEで接続するコンピューターのほうが、遅延が大きくなります。
古い年代の車両のほうがコンピューターの処理能力が低いため、遅延が大きくなります。
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A |
取得する情報が多いと、1つあたりのサンプリング間隔が大きくなります。
例えば、サンプリングを200msと設定して、K-LINEの車両ですべての情報を取得した場合の
サンプリング間隔は、3000ms程度になります。
取得する情報を1つに絞った場合は、ほぼ設定通りのサンプリングができます。
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B |
パソコンのセキュリティソフトによるウイルススキャン中などによる、
他のソフトウェアによって負荷が掛かっていると、サンプリング間隔が大きくなります。
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(5) |
ログファイルには、コメントが記載できます。ログ取得時の車種名やナンバー、条件などを記載しておくと、後で何のデータか分かりやすくなります。
コメントは、メイン画面のコメント欄で設定できます。最大50文字まで入力することができます。
※ |
[接続] ボタンが押されていて車両との通信中のときは、コメントを編集することができません。
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(6) |
保存されるファイルの命名規則は、図44 に示す通りです。
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(7) |
保存されるファイルのフォーマットは、図45 に示す通りです。
csv出力は、TEXT形式のファイルですのでメモ帳等で開くことができます。Excelがインストールされている環境では、Excelから開くことができてExcel出力時と同じように表示することができます。
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