- 目次 -
1.はじめに
2.適用
バージョン
3.動作に
必要なもの
4.インストール
手順
5.使用する前の
準備
6.ソフトウェア
の使い方
7.エンジン情報
センサ情報一覧
8.FAQ
コーヒーブレイク
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ダイアグスキャナー 取扱説明書
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PDF版と内容が異なる場合があります。
一部に古いバージョンのままの記載があります。
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表 確認可能なエンジン情報
情報名
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内容
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パージバルブ
動作状態
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パージバルブの動作状態を示します。
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詳細
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チャコールキャニスター(エバポレーター)から取り込む二次空気を調整するパージバルブの動作状態を表示します。表示単位は [%] で割合を指します。このバルブが固着して値が変化しない状態になると、アイドリング不調となる場合があります。
固着時は検知してそれを見越した制御をするため、気づかない場合も多いですが、チャコールキャニスターの劣化が促進して、「ガソリンが漏れているのでは?」とガソリン臭が気になるようになって気づくこともあります。
ソレノイド式でON/OFFによる制御しかできない場合は、0%か100%の2値のみ表示されます。
ソレノイド式でもデューティ制御で細かくON/OFFされる場合は、0〜100%までの割合が表示されます。
バルブが正常でも、動作を検出するセンサに異常がある場合は固着と判定される場合があります。
センサ値ではなく、エンジンコンピューターが制御する理論値が表示されている場合もあります。
この場合、表示値が正常であってもバルブが固着している場合があります。
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情報名
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内容
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ガソリン残量
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ガソリンタンク内のガソリン残量を示します。
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詳細
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表示単位は [%] で、100%を満タンとしたときの残っている割合を指します。フューエルセンサ、もしくはセンサまでの配線が異常の場合、またはエンジンコンピューターが壊れている場合、正しくない値が表示されます。
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情報名
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内容
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EGR
動作状態
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EGRの動作状態を示します。
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詳細
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EGRを調整するバルブの動作状態を表示します。表示単位は [%] で割合を指します。このバルブが固着して値が変化しない状態になると、燃費の悪化やアイドリング不調となる場合があります。固着時は検知してそれを見越した制御をするため、気づかない場合も多いです。
ソレノイド式でON/OFFによる制御しかできない場合は、0%か100%の2値のみ表示されます。
ソレノイド式でもデューティ制御で細かくON/OFFされる場合は、0〜100%までの割合が表示されます。
バルブが正常でも、動作を検出するセンサに異常がある場合は固着と判定される場合があります。
センサ値ではなく、エンジンコンピューターが制御する理論値が表示されている場合もあります。
この場合、表示値が正常であってもバルブが固着している場合があります。
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情報名
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内容
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大気圧
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大気圧の状態を示します。
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詳細
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外気圧センサのセンサ値、もしくは吸気圧センサからの計算値を表示します。表示単位は [kPa] です。ISO規格では精度規定がないため、どの程度まで正確なのかは車種によります。
制御では一般的に吸気圧が分かれば大気圧は必要ないと思われますが、吸気圧から算出されている場合は吸気圧センサ(エアフローメーター)の不具合、もしくはエンジンコンピューターの異常動作等が考えられます。
大気圧が低い場合(標高が高い場合)、ラジエーターの沸点が下がったり空燃比が狂ったりと色々な問題を発生させるため、その補正制御に用いるようです。
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情報名
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内容
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吸気圧
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エンジンが空気を吸い込むときの吸気圧(バキューム圧)を示します。
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詳細
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吸気圧センサ(エアフローメーター、MAF)の計算値を表示します。表示単位は [kPa] です。
インジェクタの噴射量を決めるための基本的な情報ですので、このセンサが異常な場合は燃費の悪化やアイドリング不調、加速不良となる場合があります。
エンジンコンピューターがこのセンサの異常を検出した場合にはフェールセーフが働き、スロットル開度やO2センサなどの他のセンサによって吸入量を推測して制御をするため、普通に走行できる場合もあります。
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情報名
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内容
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エンジン負荷
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エンジンの負荷状態を示します。
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詳細
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エンジン負荷の計算値を表示します。表示単位は [%] で、負荷割合を示します。
トルクセンサ等が付いている訳ではなく、Nレンジでのアクセル開度に対するエンジン回転数を無負荷としたときの、予測回転数に対する実際の回転数の落ち込み具合によって負荷率を算出するなどの方法が一般的のようです。
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