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No.5039 2023.10.4




富士通 ESPRIMO D588/VX i5-9500 CPU換装








□1.ESPRIMO D588/VX

ESPRIMO D588/VX は、Core i3-8100 が搭載されています。
チップセットは、B360が使用されているため、第8世代、第9世代のCPUが使用できます。
主な対応CPUは、

【第9世代】
i9-9900、i7-9700、i5-9600、i5-9500、i5-9400、i3-9300、i3-9100

【第8世代】
i7-8700、i5-8600、i5-8500、i5-8400、i3-8300、i3-8100

末尾にKと書かれているのは、高ワット品で消費電力と発熱が大きいため、ESPRIMOにはオススメできません。
末尾にFと書かれているのは、内蔵グラフィックが使用できないため、同じくおススメできません。
末尾にTと書かれているのは、低ワット品で消費電力と発熱が小さいのですが、入手困難です。


今回は、i5-9500を試しに入手したので取り付けてみます。

背面3か所のネジを外し、マザーボードを後方に動かします。
写真右側のように、吸気ダクトとヒートシンクに隙間ができればOKです。





「PULL」と書かれている部分を軽く上に持ち上げて、ダクトを外します。
最初は慣れていないので、壊さないように力を入れず、慎重に外します。





ダクトは、赤矢印2か所の突起が、筐体フレームに挟まるように留まっています。





ダクトを取り付けるときは、赤矢印の突起が筐体フレームの丸い穴に入るように取り付けます。





あとは、普通のヒートシンクと同じです。プラスドライバーでヒートシンクを留めているネジを外します。





グリースを拭き取ってからCPUを外したほうが安全です。





レバーを持ち上げて、CPUを固定しているプレートを持ち上げ、CPUを外します。
ソケットのピンは曲がりやすいので、絶対にCPUを落とさないようにします。
グリースの屑も落とさないように気を付けましょう。






新しいCPUを取り付けたら、放熱グリースを薄く塗ります。
CPUを固定するプレートがロックピンに差し込まれていない、 レバーのロックの引っ掛かりが甘い、といった単純ミスでCPUを壊すことがあるので気を付けます。





BIOS上で、無事にi5-9500 が認識できました。
Windows上でも正常に認識し、動作することを確認しました。








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