|
以下の写真は、パナソニック製の自動車用バッテリーです。左側が40B19L、右側が40B19Rです。
どちらもB19サイズのため、まったく同じ寸法です。
マイナス端子よりプラス端子のほうが径が太いため、よく見れば違いが分かると思います。
普通であれば、バッテリーを交換するときに付け間違えることはないと思います。
しかし例えば、一晩室内灯を付けっぱなしにしておいて、朝にバッテリーが上がっていたらどうでしょうか?
まったくクルマの知識がなければJAFなり自動車屋さんなりに電話するでしょう。
オイル交換やエアフィルターの交換などを自分でやってしまう人なら、
バッテリー交換も自分でやるでしょう。
このとき予備のバッテリーを持っていたら、それに交換して動くか試すこともあるでしょう。
地方では、一家に2台以上のクルマを保有していることがほとんどです。
朝の忙しい時に、プラス端子が逆である他のクルマ用のバッテリーを繋げてしまったらどうなるでしょう?
といった感じでバッテリーの付け間違いによる電源逆接続は、簡単に起き得てしまいます。
これがハイブリッド車用のリチウム電池であれば、重量や大きさもかなりの物で、サンデーメカニックが簡単に交換できるものではなく、車種専用のレイアウトで端子の逆接続を発生させることが物理的に困難なため、よく起きる問題として考慮する必要性はありません。
|