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No.2604 2024.9.22




メルセデス Eクラス W211 フロントブレーキパッド 交換






□ 1.事前準備

最初にSBCを無効にする必要があります。対応の診断機を使用して、SBCの動作を無効にします。正常に無効にできた場合、メーターが赤くなり警告が表示されます。 無効の状態はイグニッションをOFFにしても継続されるようです。

その後にトランクのバッテリー端子を外し、さらにボンネットエアコンフィルター下にあるサブバッテリーの端子を外します。エンジンが停止していて、前後のバッテリ端子が外れていればSBCは動作しません。





□ 2.パッド交換

それではフロントブレーキパッドを交換しましょう。

赤矢印のパッドセンサーを引っ張って外します。
パッドセンサーの先にある、ピンク矢印の位置にあるトルクスのボルトを外します。E10のトルクスです。




赤矢印にある2か所のスライドピンを抜きます。ピンポンチを介してハンマーで叩いて抜きます。




抜いたスライドピンです。組み付け時は、清掃をしてからシムグリースなどを塗って組み付けます。




このままではブレーキディスクの段差に引っ掛かってパッドが抜けないため、キャリパーピストンツールを使ってピストンを押し込みます。パッドの内側に入れて開きます。




パッドを引き抜きます。




このままでは新品のブレーキパッドが入れられないので、キャリパーピストンツールを使ってピストンを押し込みます。前後のピストンの両側が押し込めるように、真ん中にキャリパーピストンツールの面が当たるようにします。




古いパッドです。もう少しでパッドセンサーまで削れてしまうところでした。




新しいパッドです。




HELLA PAGID 製です。純正同等品だと思います。




新しいパッドはパッドシム付きです。分解して、パッドシムグリースを塗って再組付けします。




パッドセンサーを取り付ける穴は2種類の物が入っています。
写真右側のパッドように、プレートに近いところに穴が開いているほうにパッドセンサーを取り付けます。




パッドをホールドするシムにスライドピンを通してから、スライドピンを叩いて挿入します。
その後にもう片方のスライドピンを通して、叩いて挿入します。




パッドセンサー等を付けて組み付けを完了したら、
前後のバッテリー端子を取り付けてSBCを有効にして交換完了です。





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