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No.2530 2021.7.4




MB W211 ヒーターバルブ交換 後編






□ 3. ヒーターバルブの交換

前編からの続きです。
No.2529 MB W211 ヒーターバルブ交換 前編



ブレーキリザーバータンクの黒いカバーを外します。




カバーを外した状態です。




エンジンルームに出ている、このハーネスの結束バンドを切ります。交換し終わって元に戻すときには、新しい結束バンドを使用して固定します。




ハーネスを持ち上げて、フレームから抜きます。





この部分のブレーキライン等をすべて外します。




リザーバーの油量センサからコネクタを外します。 リザーバーからブレーキフルードを抜き取ります。フルードはボディ塗装を侵食するので、垂れても良いようにします。もしボディーに垂れてしまったらすぐに水で洗い流します。エーゼットのオイラー等を使用して抜き取ると、作業が簡単です。





抜き終わったら、リターンホースをリザーバーから抜きます。




リザーバータンクとマスターシリンダーを留めているボルトを外します。トルクスです。





外したボルトです。




リザーバータンクを上に引っ張って外します。写真は外した状態です。このときフルードが垂れたら、マスタシリンダーに掛からないように垂れた箇所付近に水を掛けて洗い流します。




マスターシリンダーとSBCユニットとのブレーキラインを2本外します。




ブレーキラインを外すときは、この部分のゴムを外しておきます。




マスターシリンダーの4本のナットを外して、マスターシリンダーを外します。




マスターシリンダーに付いている黒いステーを外すために、このハーネスをステーの突起から外します。




黒いステーを外します。




ヒーターバルブが見えました。フルードが垂れている可能性があるので、じょうろ等を使用して水で洗い流します。




ヒーターバルブを外した状態です。冷却水がかなり排出されるので、組み付け後は冷却水のエア抜きとリザーバータンクから補充が必要です。エア抜きは、エンジンを掛けてエアコンをOFFにし、温度を最大にして走行していれば抜けます。





□ 4. ブレーキのエア抜き

ブレーキラインを外したので、元に戻してブレーキフルードを充填した後はエア抜きが必要です。 フロントは、SBCの動作を無効にしたまま、1人がブレーキペダルを踏んで、もう1人がブレーキキャリパーからフルードを排出させるといった、国産車と同じ方法でエア抜きをします。いきなり診断機と圧送式フルードチェンジャーを使用しても、エアは抜けません。リアはSBCを有効にして、診断機と圧送式フルードチェンジャーを使用してエア抜きをします。








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