Copyright (C)SUWA TSUSHIN NETWORK.
All Rights Reserved. TOPへ戻る
スポンサードリンク

No.5062 2024.11.24




HP ProLiant MicroServer Gen10 マザーボード基板をチェック








□1.Gen8よりもシンプルすっきり

Gen10ではiLOがオプション扱いになりました。チップセットもCPUと一体型になりましたので、IC部品が少なくなって基板がスッキリしました。





ヒートシンクを取り外した状態です。残念ながらCPUは基板にハンダ付けされているため、CPU交換ができません。
メモリは2スロットあります。公式ではDDR4 PC4-2400T のECC付メモリのみの対応とされています。レジスタードメモリは使用できません。最大32GB(16GB x 2枚)搭載可能なようです。





DDR3までとは異なり、型番でECC付きかどうかが分かりにくくなりました。外見で判断するしかないでしょう。





CPUは、AMD Opteron X3216- OX3216AAY23KA が搭載されています。グラフィック機能も搭載されていますが、性能は恐ろしく悪いです。





PCIEスロットはx8、x1が1つずつ搭載されています。





コネクタの後方が切り抜かれているため、x16サイズのボードも挿せます。





内部のUSBポートは、相変わらず2.0対応です。
Gen8に搭載されていたMicroSDカードスロットは廃止されました。





RAIDコントローラには、Marvell 88SE9230 が搭載されています。
Gen8ではHP製のなんちゃってソフトRAIDでしたが、安定のMarvellで安心できます。





ATX電源コネクタ、ドライブコネクタ、HDDドライブ用コネクタです。
Gen8で搭載されていた前面の吸入空気温度センサは、廃止されました。





BIOSでSATAを確認すると、コネクタは全部で6個あるはずです。
1個はどこにあるのかな?と思っていたら、ここにコネクタが取り付けられるパターンがありました。 信号線上にあるDCカット用のセラコン、C165、C167、C168、C169は実装済みですので、コネクタだけ取り付けてはんだ付けすれば動くと思われます。ドライブを取り付ける場所がありませんが。





SATAコネクタ空きパターンの裏面です。ハンダが付いていませんので、簡単に取り付けできそうです。





LATTICE LCMXO2-640HC-4TG100C というICが搭載されています。FPGAのようで、LEDや電源ボタン周りの制御に使用しているのでしょうか。





WINBOND 25Q64FVSIG という8MBのFlash ROMが搭載されています。これがBIOS(UEFI)用でしょうか。





Flash ROMの近くには、TI TPS53515 が2つ付いています。スイッチング式の降圧レギュレータICです。





LANコントローラには、BROADCOM BCM5720A0KFBG というチップが使用されています。数字の後にAと付いていますが、BCM5720AではなくBCM5720です。 Gen8と同じチップです。





ボタン電池の裏に、謎のジャンパJ16、J34があります。





基板背面には、ほとんど部品がありません。








関連レポート

>> HP ProLiant MicroServer Gen10 Windows10をインストールする



>> HP ProLiant MicroServer Gen10 PCI-Express の NVME にOSインストール



>> HP ProLiant MicroServer Gen10 電源をチェック



>> HP ProLiant MicroServer Gen10 分解をしてみる 


スポンサードリンク

TOPへ戻る


ご利用条件
 Copyright (C)SUWA TSUSHIN NETWORK. All Rights Reserved.