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No.5058 2024.10.8




HP ProLiant MicroServer Gen8 PCI-Express の M.2 SATA にOSインストール








□1.NVMeにWindowsをインストールしてみる

256GB以上のUSBメモリもしくはmicroSDであれば、SSDと同じようにWindowsが使用できます。しかしできればTBWが設定されて高寿命化技術が搭載されているM.2 SATA、もしくはNVMeを使用したいところです。


という訳で、実際に使えるかどうか試してみます。

最初はNVMeです。NVMeは、PCI-Express x4 すなわち4レーン分をノートPC向けに小型化した規格です。NVMeをPCI-Expressに変換するボードは、単なるライザーカードにしかすぎません。高価格の物だと、NVMeのスロット(M-key)が4つ付いていて、チップを冷やすヒートシンクが付いているため、MarvellやAsmediaのSATAコントローラのような物が付いていそうですが、実際はPCI-Expressバスのハブの役割をするチップです。
ですのでNVMeが起動ドライブとして使えるかどうかは、マザーボード側のUEFI(BIOS)で対応しているかどうかで決まります。

今回は、サムソン製256GBのNVMeを使用してみます。





NVMe to PCI-Express変換ボードは、このような半開きの状態で取り付け、取り外しができます。





LEDがピカピカ光って動作は問題なさそうです。





BIOS上でも、「その他 大容量ストレージ コントローラ」として認識しています。これは期待が持てそうです。





USBメモリからWindowsをインストールするので、ブート順序を以下のように設定しました。





USBメモリは、ここのポートを使用します。





Windowsのインストール場所としてNVMeが認識しましたが、「ドライブ0パーティション1にWindowsをインストールすることはできません(詳しい情報の表示)(W)」と表示されてしまい、インストールができませんでした。他のパソコンでWindowsをインストールしたNVMeに交換してみましたが、NVMeがブートドライブとして起動することはありませんでした。








□2.M.2 SATAにWindowsをインストールしてみる

M.2 SATAをPCI-Expressに変換するボードは、中間にSATAコントローラが入ります。一般的にRAID対応のSATAコントローラであれば、ブートドライブとして起動することができます。

今回は、Marvell 88SE9235搭載のM.2 SATA変換ボードを使用します。





Gen8のRAID機能はハードウェアRAIDではないため、AHCIモードで使用することにします。





LEDがピカピカ光って動作は問題なさそうです。





ふつうにWindowsがインストールできました。Windows10以降であれば、Marvell 88SE9235 は標準SATA AHCI コントローラーとして認識します。その為、インストール時のドライバの準備は不要です。








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