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外したGen8 マザーボードです。
型番は、724495-001 です。
ヒートシンクは4ヶ所のネジで留まっています。
ここもサービスツールのトルクスレンチが使用できます。
ヒートシンクを外した状態です。ソケットは、LGA1155です。
通常であれば、以下のどれかのCPUが搭載されています。
今回は、Xeon E3-1220Lv2 が搭載されています。
Intel Xeon E3-1220Lv2 (2.3GHz/2-core/3MB/17W)
Intel Core i3-3240 (3.4GHz/2-core/3MB/55W)
Intel Pentium G2020T (2.5GHz/2-core/3MB/35W)
Intel Celeron G1610T (2.3Hz/2-core/2MB/35W)
こんなところにジャンパピンがあります。J11です。ボタン電池の近くにあるため、BIOSの設定クリア用でしょうか?
ボタン電池は、CR2032が使用できます。
ボタン電池は、金属部分を広げて脱着させます。
チップセットの周りにはジャンパピンが5個もあります。
写真手前左から、J8、J9、J23です。
写真左上は、左からJ10、J5です。オンボードの機能について有効/無効を設定するピンのような気がしますが詳細不明です。
チップセットには、C204が使用されています。
iLO4の近くに怪しげなディップスイッチがあります。システムメンテナンススイッチと呼ばれ、セキュリティ関係の設定ができます。
microSDとUSB2.0コネクタです。どちらも起動ドライブとして使用できます。
昔のmicroSDやUSBメモリはHDDと比べて容量が少なかったため、OSをインストールするとあっという間に寿命を迎えてしまいました。最近の256GBといったmicroSDやUSBメモリを使用すれば、基本的にSSDやNVMeに搭載されているNANDと同等の物ですので、速度を気にしなければ産業用であればSSDやNVMeと同じくらい使えるようです。基本的にmicroSDやUSBメモリには、TBWが設定されていません。
microSDスロットの横にNAND が実装されています。SANDISK SDIN7DP2-4G という 4GBの SLC NAND のようです。iLO4のファームウェアが格納されているのでしょうか?
iLOのチップです。610107-002 1608QV004G と刻印されています。
CY62138FV30LL-45ZXI という256KBのSRAMが搭載されています。
USX2065-JZX というUSB2.0ハブが搭載されています。
LANコントローラは、BROADCOM BCM5720A0KFBG というチップが使用されています。数字の後にAと付いていますが、BCM5720AではなくBCM5720です。
背面です。チップ抵抗、セラコン、トランジスタ、ダイオードといった部品が搭載されています。
背面にuPD720201が搭載されています。旧NEC製(現ルネサス)のUSB3.0コントローラです。
VGAコネクタの配線を追っていくと、MX14983 というチップがあります。これが Matrox G200eh (ハードウェアID:102B 0533) のようです。
Matroxの割には、非常に画質が悪いのです。しかしチップが悪いのではなく、コネクタ後ろのフィルター回路が悪さをしているようです。恐らくL32、L33、L34のインダクタンス値もしくはチップ構造に問題があり、RGB間の微妙な信号ずれによって画質が悪化しているのだと思われます。
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