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No.5067 2025.2.18




Fluid Motion Video最強グラボ Radeon RX550 を修理、オーバーホールする








□1.フリーズ、ブルースクリーン

Fluid Motion Video 最強のグラボは、Radeon RX550です。
補助電源がいらない、1スロットタイプがある、Fluid Motion Videoのフル機能が使用できる、 といった点があります。
メインのグラボにGeforce RTXを使用し、Fluid Motion Video専用で余っているx16スロットにRadeon RX550を挿せば、Geforce RTXのディスプレイ出力でFluid Motion Videoを使用することができます。

Fluid Motion Videoで動画を見ていると、ある日突然にWindowsがフリーズしてブルースクリーンが出る、もしくはフリーズ後に再生が強制終了してエラーが表示されるようになりました。
ドライバーを色々変えてみても不具合は改善しません。
これが無くてはおしまいですので、修理を試みます。



□2.基板の確認

ヒートシンクを外し、GPUのグリースを拭き取った状態です。
グリースは粘度がなくなっていました。




215-0904018 Radeon RX550 です。焼損等が無く、ひとまず安心です。




メモリです。SAMSUNG K4G41325FE-HC28 512MB です。これも焼損等はありません。




降圧コンバーターで使用しているFETが怪しいと思い、導通をチェックしてみましたが正常でした。
QN3107、QN3103というNch FETのようです。印字面の右下がゲート、その横の3本がソース、反対側の4本がドレインだと思います。一般的な8ピンFETと同じピン配です。




FETが大量に使われています。






電解コンの不具合かな?と思いましたが、静電容量は問題なさそうです。
2.5V、1200uFです。




16V、3300uFです。こちらも静電容量は正常です。




ハンダ面をチェックしてみます。表面実装部品に問題はなさそうです。
スルーホールをよく観察すると、はんだクラックのようなものが見えます。写真はコイルのスルーホールですが、電解コンのスルーホールにも怪しいところがありました。
共晶はんだで再ハンダしてみますが、ベタで熱が吸われるためか元々使われているハンダが悪いのか、通常のはんだ付けではまったく溶けません。400℃以上に設定して、ハンダごて2本二刀流で何とか溶ける感じです。




サーマルパッド(放熱シート)も交換します。古いサーマルパッドは剥がして捨てます。




新しいサーマルパッドを取り付けます。厚さはすべて1.5mmです。FETにはサーマルパッドが付いていませんでしたが、発熱部品ですので貼り付けます。メモリ部分は、メモリの面のみに貼るようにハサミ等で型取ります。GPUに塗るグリースはCPU用で問題ありませんが、必ず絶縁タイプを使用します。




ヒートシンクを取り付けたら、サーマルパッド部分を指でつまむように軽く押して慣らします。動作確認をしてみたところ、正常に動作してフリーズも発生しなくなりました。不具合の明確な原因は分かりませんでしたが、これで様子を見てみることにします。





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