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電源は、壊れない物はずっと壊れません。MicroServer Gen8では、割と故障・交換事例があるようです。どんな感じなのか見てみることにします。
背面3ヶ所のトルクスネジを外します。
筐体のカバーを外して、電源ユニットの赤矢印部分のトルクスネジを外します。
マザーボードや筐体内のハーネスと接続されている各コネクタを外して、電源ユニットを取り出した状態です。
デルタ社のDPS-200PB-189Aという、200Wの電源ユニットが使用されています。
とても小さな電源です。寸法は、縦81mm、横40mm、奥行150mmです。
排気側です。
ファンとACコネクタの間に電源スイッチのあるFlex ATX電源への置き換えは使用できません。
ファン外側のネジ穴2ヶ所と、電源コネクタ横側の真ん中のネジ穴1ヶ所で筐体と固定します。
奥側です。電源にブラケットをネジ留めして、ブラケットと筐体が1ヶ所のネジで留まる構造です。
蓋を開けた状態です。各部品が大きいせいか、思ったほど詰め込まれていません。
スイッチングによる各電圧への降圧後の平滑で使用されるコンデンサが沢山付いています。放熱性が悪そうなため、この辺りのコンデンサが劣化してトラブルを起こす気がします。排熱ファンの位置を考えると、写真上側のチョークコイル横のコンデンサ2つにはまったく風が流れない気がします。
基板を取り出した状態です。さすがは老舗電源メーカーと言える、組み立てやすそうな設計です。
出力側コンデンサの別角度からの写真です。
背面写真です。ACDC分離がきちんとされています。
排熱ファンには、DELTA EFB0412HHD DC12V 0.15A が使用されています。4cmの2pin仕様ですので、交換時の選択肢は色々あると思います。
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