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ネットワークの設定によって大きく変わりますが、
30Hzの低音が出ていればネットワーク(ハイパスフィルタ)の不良です。
12kHzの音が出ていればネットワーク(ローパスフィルタ)の不良です。
ミッドレンジとウーファー出力が重なる部分でミッドレンジの左右のバランスが悪ければ、
オーディオユニット内のネットワーク機能に問題があるということです。
ユニット内のネットワークはDSPのアクティブネットワークがほとんどですので、
単純な回路素子のバラツキ等で考えることができません。
ミッドレンジの中心領域を含めたすべての領域で左右のバランスが悪い場合は、
スピーカーのインピーダンスに差がある、もしくはオーディオユニットの出力バランスが悪い可能性があります。
スピーカーと接続する電線や端子部分に問題がある場合もあります。
スピーカーのバランスが悪い場合の切り分け方法は、左右を組み替えてみてバランスも組変われば
スピーカーが原因です。そのスピーカーは不良品かもしれません。
バランスが組み変わらなければオーディオ、ネットワーク、配線の問題です。
スピーカーが要因でなければ、ネットワークも同様に組み替えてみます。
オーディオユニットの出力バランスが悪い場合は、イコライザー機能などのON/OFFや、
バランス調整機能などを操作して、DSPが問題なのかアンプに問題があるのかを切り分けます。
オーディオユニットの出力は、オーディオの設定で左右のバランス調整ができます。
通常はLR +0の中心で左右均等に出力されます。もしどちらかに振って均等になる場合は、
プリアウトからアンプ回路までのバランスに狂いがあるか、
アンプ回路からスピーカー出力までの間でレジスタンス成分に不均等があるということです。
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