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No.0026 2025.3.26



サーモグラフィーカメラ HIKMICRO E02 で基板の発熱は測定できるのか?









□ 1.格安サーモグラフィ

アマゾンで格安のサーモグラフィが売られています。 セールやクーポン時の価格は、

HIKMICRO E02 は、25,000円くらい、
HIKMICRO E01 は、21,000円くらいです。


E01とE02の違いは、E02には低画素ですが普通のカメラが付いています。
普通のカメラ映像とサーモグラフィ画像を合成した画像が表示可能です。
解像度はどちらも同じで96x96ですが、アップスケーリング?で240x240となるようです。

今回はE02を確認してみます。

外観は、割としっかりした作りで安っぽさはありません。




真ん中と上のレンズがサーモグラフィ用、下側のレンズが普通のカメラのようです。 2つのカメラが離れているため、マクロモードのように接写した合成画像はズレてしまいます。




USB端子は上側に付いています。バッテリーの充電、画像の読み込みはこの端子から行います。サーモグラフィで保存した画像は、USBメモリのように読み込めます。




設定項目は色々ありますが、基本的に初期設定のままで使用できます。




サーモグラフィの画像です。中心の温度と、画面内の最高温度を自動計測して表示してくれます。




普通のカメラ画像です。E02のみ表示、保存できます。




サーモグラフィと普通のカメラ画像の合成画像です。 どの部分がどのような温度なのかが、分かりやすく表示されます。 これもE02のみ表示、保存できます。










□ 2.基板の温度が測定できるのか

サーモグラフィで基板を測定する用途としては、回路が目論見通り動いているか、部品の異常発熱がないかを確認します。 その他には修理時の原因特定でも役に立ちます。部品がショートモードで壊れると大電流が流れるため、発熱してその場所がすぐに分かります。

HIKMICRO E02を使用して基板表面を測定するとどんな感じなのか、Yutube動画やGoogleで検索しても出てきませんので、実際に確認してみます。 実際にパソコンのマザーボード表面、チップセットの温度を確認してみます。
ESPRIMO D588/VX に搭載されているB360で、コアダイサイズは1cmくらいです。




E02のカメラ画像です。画質はかなり荒いです。




E02のサーモグラフィ画像です。温度の階調表示は、5種類から選べます。
コアダイ表面の最高温度は56.7℃と表示されています。




E02の合成画像です。分かりにくいですが、カメラ画像とサーモグラフィ画像が上下にずれてしまいます。




撮影する距離を取ると、ずれが小さくなります。




熱源に近づけたときのサーモグラフィ画像と合成画像です。
上下に大きくズレているのが分かると思います。 近づけて撮影したい場合は、サーモグラフィのみで撮影したほうが良さそうです。 サーモグラフィの解像度はかなり良く、下側の小さい黒い四角は、水晶発振子であると思われます。 2〜3mmの部品ですが金属ケースに覆われているため、周囲の温度より低く表示されています。 その他のチップ部品もうっすらと温度の違いが分かるため、価格の割には高性能であると言えます。 基板表面の温度を測定するのみであれば、E02よりE01のほうが良いのかもしれません。




3mmくらいのQFNパッケージ、LANコントローラICの REALTEK RTL8111GF も発熱するので測定してみます。




合成画像とサーモグラフィ画像です。やはり合成画像は、上下に大きくずれてしまいます。 ズレを調整する設定は、なさそうです。サーモグラフィ画像の解像度は、かなり良好であることが分かります。












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