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1つはnpnトランジスタを介して動かす方法です。トランジスタは電流増幅です。ベースに印加される電圧が約0.7V以上になるとベースに流れる電流量に応じてコレクタに流れる電流も多くなります。
実際の回路例です。
回路の波形データです。
赤色のV(n004)はV1の電圧です。V1は信号源で、マイコン等のデジタル出力だと思ってください。
黄色のV(n003)は、トランジスタQ1の2SC3837KとR1間の電圧、すなわちFET M1のRSJ400N10におけるゲート電圧です。
ピンク色のV(n002)は、FET M1のドレイン電圧です。
水色のId(M1)は、FET M1のドレイン電流です。
信号源V1の電圧が約1.0V以上になるとトランジスタは完全にONとなり、FETのゲート電圧が0Vになります。
このときドレイン電流もキチンとOFFされていることが分かります。ベース電圧閾値の正確な電圧はトランジスタによります。
上記回路の場合、マイコン等からデジタル出力をHiにしたときFETがOFFとなってしまいます。普通はデジタル出力をHiにしたときFETがONとなるようにすべきです。その場合は、トランジスタを用いて以下のように反転させます。
修正した回路の波形データです。
各色のデータは上記と同じです。
ただし黄色のV(n003)は、トランジスタQ1の2SC3837KとR1間の電圧ですが、トランジスタQ2の駆動用になったためFET M1のゲート電圧ではありません。
信号源V1の電圧が約1.0V以上になったとき、FETがONとなりドレイン電流が流れるようになりました。
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