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No.5042-2 2024.2.6
2025.1.17 更新




intel i5 14500 LGA1700 の取付方法、実力を検証








□1.最初に

この記事ではマザーボードの交換を行います。
マザーボードの交換をするとWindows10または11のライセンス認証が無効になってしまいます。
Windows7から10または11にアップグレードしている場合、Windows7のパッケージに記載されているプロダクトキーを入力してもライセンスキーが無効となってしまい認証できません。







Windows10からは、デジタルライセンスという仕組みでライセンス認証が行われているため、1度使用したプロダクトキーは再び使用することができません。






マザーボードを交換したPCでWindowsを使い続けるには、

@ Microsoftアカウントでログインする。
A MicrosoftアカウントにWindowsが結びついていることを確認する。
B マザーボードを交換する。
C ローカルアカウントに切り替わっている場合は、再びMicrosoftアカウントでログインする。
D ライセンス認証がされていることを確認する。


の手順が必要です。
なお、Officeのライセンス認証も解除されてしまいますが、 Microsoftアカウントに結び付けることができないため、バージョンによっては買い直す必要があります。












□2.CPUの取り付け

今回は、GIGABYTE Z790 D DDR4 を使用します。
ソケットカバーを外します。ソケットのピンが曲がったらおしまいですので慎重に外します。樹脂カバー側の爪で引っ掛かっています。





爪で引っ掛かっているレバーを横にずらしてロックを外し、レバーを上げてからサポート金具を上に持ち上げます。





CPUをそっと置きます。向きがあるので、注意しましょう。





ここからが、LGA1700特有の作業になります。サポート金具4ヶ所のトルクスネジを外し、サポート金具を外します。反り防止フレームに添付されていた、トルクスレンチを使用します。かなり緩いトルクで締まっていると思います。





サポート金具を外した状態です。反り防止フレームをそっと填めます。





外したトルクスねじで反り防止フレームを締め付けます。
締め付けトルクは、締まっていた時と同程度に緩めにします。
普通のインチネジやミリネジを締め付けるようなトルクだと、基板が割れてしまいます。





トルクスレンチの長い部分を使い、長い部分を指の先で摘まんで軽く回し、回らなくなったらOKです。柄の先のL字部分を掴んで回すと、過剰なトルクが掛かって基板やCPUが壊れてしまいます。





背面に冷却ファンのバックプレートをはめ込みます。 マザーボード背面です。





CPU裏面に取り付けます。





取り付けた状態です。はめ込んだだけですので、ひっくり返したときに落ちてしまいます。バックプレートを手で支えながら、慎重にひっくり返します。





CPUグリスは、ARCTIC MX-4 実売価格1,000円 を使用します。Amazonランキング1位の定番グリスです。熱伝導率が高いとCPUからヒートシンクへ熱が逃れやすくなり、結果的にファンが回りにくくなり静音になるという算段です。





グリスはヒートシンクとCPUの両方に薄く塗ります。
銅の錆防止シールを剥がします。英語で使う前に外せと書いてありますが、日本で売るなら日本語で書くべきでしょう。





グリスは『薄く塗る』、初代celeronから続く太古の時代からの基本です。厚く塗ると熱伝導が悪くなります。刷毛で塗る人もいますが、指で素手で塗るのがうまく塗る基本です。







ヒートシンクを取り付けます。4ヶ所のネジを少しずつ締めながら、回らなくなるまで締めます。一度に1ヶ所ごと締め付けてしまうと、CPUや基板に局所的な応力が掛かってしまうので厳禁です。ばねの力でヒートシンクを押さえつける構造ですので、このネジも強く締め付けないようにします。





ヒートシンクを取り付けた状態です。





電解コンに当たりそうな部分がありましたが、1〜2mmほどの隙間が確保されていてギリギリ大丈夫でした。







最後にCPUファンのコネクタを取り付けて、完了です。
この状態でPCケースに取り付けます。








□3.i5-14500 の実力を検証

CPU-Zでスペックを確認してみます。カタログ通りです。





ベンチマーク結果です。i5 9400Fとの比較です。古いグラフィック処理やゲームソフトほど効果が高いことが分かります。 Unreal Engine 4や DirectX 11以降のゲームは、似たような傾向でCPUの性能を上げてもあまり効果がないようです。





3DMark2001SEの143527という値はすごいですね。FPS表示でもほとんど999と出ていました。





定番CINEBENCH 2004 1.0 の比較結果です。 ベンチマークや、一部の特別な処理では大幅な効果が期待できます。 ゲームをメインで考えているのであれば、CPUを買い替えるよりグラボにお金を掛けたほうが良さそうです。








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