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今回は、GIGABYTE Z790 D DDR4 を使用します。
ソケットカバーを外します。ソケットのピンが曲がったらおしまいですので慎重に外します。樹脂カバー側の爪で引っ掛かっています。
爪で引っ掛かっているレバーを横にずらしてロックを外し、レバーを上げてからサポート金具を上に持ち上げます。
CPUをそっと置きます。向きがあるので、注意しましょう。
ここからが、LGA1700特有の作業になります。サポート金具4ヶ所のトルクスネジを外し、サポート金具を外します。反り防止フレームに添付されていた、トルクスレンチを使用します。かなり緩いトルクで締まっていると思います。
サポート金具を外した状態です。反り防止フレームをそっと填めます。
外したトルクスねじで反り防止フレームを締め付けます。
締め付けトルクは、締まっていた時と同程度に緩めにします。
普通のインチネジやミリネジを締め付けるようなトルクだと、基板が割れてしまいます。
トルクスレンチの長い部分を使い、長い部分を指の先で摘まんで軽く回し、回らなくなったらOKです。柄の先のL字部分を掴んで回すと、過剰なトルクが掛かって基板やCPUが壊れてしまいます。
背面に冷却ファンのバックプレートをはめ込みます。
マザーボード背面です。
CPU裏面に取り付けます。
取り付けた状態です。はめ込んだだけですので、ひっくり返したときに落ちてしまいます。バックプレートを手で支えながら、慎重にひっくり返します。
CPUグリスは、ARCTIC MX-4 実売価格1,000円 を使用します。Amazonランキング1位の定番グリスです。熱伝導率が高いとCPUからヒートシンクへ熱が逃れやすくなり、結果的にファンが回りにくくなり静音になるという算段です。
グリスはヒートシンクとCPUの両方に薄く塗ります。
銅の錆防止シールを剥がします。英語で使う前に外せと書いてありますが、日本で売るなら日本語で書くべきでしょう。
グリスは『薄く塗る』、初代celeronから続く太古の時代からの基本です。厚く塗ると熱伝導が悪くなります。刷毛で塗る人もいますが、指で素手で塗るのがうまく塗る基本です。
ヒートシンクを取り付けます。4ヶ所のネジを少しずつ締めながら、回らなくなるまで締めます。一度に1ヶ所ごと締め付けてしまうと、CPUや基板に局所的な応力が掛かってしまうので厳禁です。ばねの力でヒートシンクを押さえつける構造ですので、このネジも強く締め付けないようにします。
ヒートシンクを取り付けた状態です。
電解コンに当たりそうな部分がありましたが、1〜2mmほどの隙間が確保されていてギリギリ大丈夫でした。
最後にCPUファンのコネクタを取り付けて、完了です。
この状態でPCケースに取り付けます。
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