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No.5029 2022.8.9
ダイソーの100円 マウスを買ってみた
ついに出ました、100円のマウス。
原価計算が不可能な、無茶苦茶な製品です。
試しに買ってみました。
□1.外観
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パッケージは紙の箱です。カラーで質感が良く、この箱だけでも原価が高そうです。
箱から取り出してみました。マウスに傷が付かないよに、キチンとビニール袋に入っています。この梱包コストだけでも、売価100円なんてあり得ません。
USBケーブルも質感は悪くなく、USBコネクタの品質も良く、このケーブルの原価もそれなりの値段がするはずです。
外観です。秋葉原で500円〜1000円くらいの質感だと思います。
一部がスケルトンです。初代iMacの頃なら分かるのですが、今どきスケルトンって売れるんですかね?もしかして売れなくて処分ということでしょうか?
背面です。樹脂成型の品質がとても良く、とても売価100円で設計量産されたとは思えません。
パソコンに接続した状態です。なんとLEDは青です。スケルトン部分から良い感じに光が漏れ出ています。
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□2.分解して内部確認
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マウスの内部です。部品点数は少ないのですが、各部品は作りが良く原価が高そうな感じです。
外した基板です。レンズ、LED、電解コン、ボタン、ホイール、すべてしっかりとした作りで原価が高そうです。
センサ部分にはWM7197というICが使用されています。深セン市富満電子有限公司(SHENZHEN FUMAN ELECTRONICS CO., LTD.) という会社のチップのようです。マウスカーソルは滑らかに動き、品質や性能は問題ないようです。
クリックボタンやホイールのボタンもクリック感がしっかりとあり、安っぽくは感じられません。
はんだ面です。
残念なところを1ヶ所確認しました。はんだがリードにキチンと付いていません。このままでも動きますが、長く使うなら再ハンダしたほうが良いでしょう。
電線のはんだ部分も危うい感じがしますので、再ハンダ推奨です。
デザインが古臭く、製造品質(はんだ付け)に難があるため、不良在庫を買い付けて100円で売った感じでしょうか?使用されている部品の品質は高く、樹脂成型の品質も良いので、再ハンダ前提で買うのであれば超おススメです。
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