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ネジを1ヶ所外せば分解できます。
ネジの反対側は、2か所の爪で留まっています。
基板部分です。電池と基板を繋ぐ箇所にコネクタが使用されています。
電線コネクタは、意外とコストの高い部品です。
安い製品だとコスト削減でコネクタを使用せず、電線を基板にはんだ付けすることが多いのですが、
一流メーカーの高価格帯品のようにキチンとコネクタが使用されています。
しかし、1ヶ所残念なところを発見しました。電池のマイナス側に赤い電線、プラス側に黒い電線が使用されています。動作には関係ありませんが、気になってしまう部分です。
基板単体です。
基板背面です。
残念なところ、2ヶ所目を発見しました。電源スイッチにはんだが付いていません。写真左側の2ピンがコネクタの黒(+)と接続していて、スイッチONで真ん中の2ピンと導通するスイッチのようです。真ん中の2ピンには、まったくはんだが付いていません。B面の片側のピンにはんだが付いているようにも見えますが、残念な部分です。
電源が入らなくなった場合、この部分を再はんだすれば動くかもしれません。
センサ部分にはKA8ULというICが使用されています。深セン市富満電子有限公司(SHENZHEN FUMAN ELECTRONICS CO., LTD.) という会社のチップのようです。詳細不明ですが、ADNS-2620等の互換ソースのようです。ちなみに技適取得時には、KA8という末尾のULがないチップが使用されています。
マウス用光学センサ KA8 仕様書
Bluetoothの制御には、YC1099というチップが使用されています。Yichip Electronics(http://yichip.com)という、これもまた深センの会社のようです。残念ながら該当品番の仕様書を手に入れることはできませんでした。Bluetoothとしての動作はペアリングもスムーズに行えて普通ですので、安くて良いというダイソー品質を実現させる部品単価なのでしょう。
センサICとBluetooth ICの間にあるこれは、128kバイトのEEPROMのようです。Bluetooth通信でOS側にマウスデバイスとして認識してもらうための情報が格納されているのだと思われます。ATMELではなくATHYCとあるので、セカンドソース品かもしれません。
ATMEL EEPROM 24C128 仕様書
ちなみに、この空き部分。
技適取得時には、ボタンスイッチが付いていたようです。ホイールの下に、ボタンを付けようとしてたのかもしれません。無線には影響ない部分ですが、気になる変更ですね。
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