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No.5018 2020.5.2




ドンキホーテ 7インチ UMPC ナノート NANOTE
UMPC-01-SR 製品レビュー






□ 1.NANOTE(ナノート) UMPC-01-SR の概要

2020年5月より全国のドンキホーテで発売のUMPC(超小型ノートパソコン)です。
Windows10 Home搭載で19,800円(税抜)と激安です。

<公式サイト>情熱価格PLUS NANOTE(ナノート)
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?item=3097

ドンキホーテ ニュースリリース(PDF)
https://ppi-hd.co.jp/news/pdf/news_200427.pdf



主なハードウェア仕様は、以下の通りです。サイズや価格の割には機能が豊富です。
注目は7インチ液晶 1920×1200でしょうか。画質はとても綺麗です。

 ・Intel Atom Z8350 クアッドコア
 ・7インチ液晶 1920×1200(タッチパネル搭載)
 ・WiFi 802.11b/g/n
 ・Bluetooth 4.0
 ・カメラ搭載:30万画素
 ・ステレオスピーカー搭載
 ・マイク(モノラル)搭載
 ・バッテリー5000mA(脱着不可)

 【インターフェイス】
  ・microSD ×1 (256GBまで対応)
  ・USB3.0 Type-C ×1(充電用DCコネクタ兼用)
  ・USB3.0 ×1 
  ・イヤホン ×1
  ・microHDMI ×1


もちろん残念な点もいくつかあります。
メモリやストレージ容量が小さく、脱着交換が不可です。
どちらも基板に直接、はんだ付けされています。
サイズや原価の観点からコネクタを付けるのは困難だと思いますが、残念です。
後から交換しようと思ってる人は、注意が必要です。

 ・メモリ 4GB (脱着交換不可、メモリスロットなし)
 ・ストレージ eMMC 64GB (脱着交換不可、M.2スロットなし)
 ・mini PCI-E スロットなし
 ・ExpressCard スロットなし



以下は、実際に使ってみた感じです。
スペックは低めですが実際にWindowsを使用してみると、WEBやPDFを観たり程度であれば意外とサクサク動きます。


起動画面です。
最初の起動時は、この画面でしばらく時間が掛かります。


Windows10のお待ちください画面です。
最初の起動時は、この画面でかなり時間が掛かります。こういうときはスペックの低さが出てしまう感じです。
この後にWindows10のセットアップ画面が出てきます。


Windows10のデスクトップ画面です。
液晶ディスプレイの画質は、鮮やかというよりはシャープで淡い感じです。
ちなみにプリインストールされているExcel Moble、PowerPoint Mobleなどは、ファイルの表示のみできます。編集はできません。


メニュー画面です。
液晶ディスプレイは7インチ液晶 1920×1200と超高解像度で文字の見やすさが気になるところですが、普通に識別できます。フォントのボヤケや潰れ、チラつきはありません。


Windows10 Home は、1809がインストールされています。
背景が白色の黒フォントだと、若干文字が見ずらい感じです。スマホのように近づいて見れば気になりませんが。


液晶ディスプレイを360度反対にした状態です。
タッチパネル対応ですので、一見するとタブレットのように使えます。

しかし裏面にキーボードがあるため、スマホのように持つと指がキーに触れてしまいます。
樹脂カバーのような物があると便利かもしれません。


液晶ディスプレイを180度開いた状態です。
ヒンジが固めなので、この状態でblackberryのように使うのもアリかもしれません。








□ 2.ナノートの外観

外箱です。タブレットの外箱よりも小さいかもしれません。


外箱裏面です。箱の質感は。高級な感じがして安っぽさがありません。


中身です。タブレットのような感じです。


付属品です。取扱説明書と記載が異なり、
ACアダプタはケーブル一体型で、他にUSBケーブルが付属しています。


本体上部です。素材は、おそらく金属です。


本体前面です。左右にある、●●●●●●の小さな穴はスピーカーです。
取説等に記載がありませんが、ステレオスピーカーです。


本体右側面です。micro SD、ヘッドフォン、mini HDMI、USB3.0、USB TYPE-Cのコネクタがあります。 USB TYPE-Cは、充電用ACアダプタの接続用としても使用します。


本体後ろ側面です。通気口があります。ちなみに本機はファンレスです。


本体左側面です。内部でバッテリが配置されているため、何もありません。


本体背面です。素材は金属です。
CPUなどの熱は、この背面から排熱される設計です。


パソコンを開いた状態です。
ヒンジは固めです。


キーボードです。
クリック感はしっかりとあり、恐らくパンタグラフ式です。 安い小型ノートPCだとテレビリモコンのゴムボタンのような安っぽいものもありますが、 これはキチンとした構造のキーボードです。
右上の黒丸は電源ボタンです。 電源ボタンは一瞬押しただけでは反応せず、少し長押ししないと反応しません。
普通のノートPCのように、Fnキーを押しながらディスプレイの輝度やオーディオの音量が調整できます。


驚いたのがこの■。
液晶がキーボートに当たらないための、保護用突起ではありません。
この■部分を指でなぞると、マウスのカーソルが移動できます。取扱説明書では「タッチパッド」と記載されています。
ThinkPadのトラックポイント(赤ポチ)とは異なり、なぞった分だけの移動です。感度の精度は良く、マウスカーソルの移動がブレたりしません。
タップやダブルタップも感知でき、この■のみで操作できます。もちろん■の左下、右下のボタンで右クリック、左クリックの操作ができます。
このPCはタッチパネル対応なのですが、タッチパネルを使わなくても操作できます。








□ 3.ナノートの内部

背面を外すと内部が確認できます。
6ヶ所ネジ留めがされていて、黄緑の部分に長めのネジが使用されています。


背面板は金属製です。CPU等の熱は導熱板や導熱シートを介して、最終的にこの背面板から排熱されます。 ファンレスですので、ここの排熱を邪魔する使い方はNGになります。


内部です。右側がバッテリー電池、左側が基板です。


バッテリー電池です。3.8V、5000mAh、型番:557080P となっています。


CPU等の導熱板を外した状態です。導熱板は、CPUと充電制御ICの放熱用でした。


WiFi、Bluetoothです。Realtek RTL8723BS が使用されています。


メモリです。SK Hynix H9CCNNNBJTAL LPDDR3 2GB 2133MHz が2枚使用されています。


BIOSのFrash ROMです。25LQ64CVIG が使用されています。 ロシアのサイトですが、LenovoなどのBIOS パスワードを解除する記事でよく見かけるICです。


充電制御ICです。AXP288C というICが使用されています。 かなり発熱するようで、導熱板に熱を逃がすようになっています。



CPUです。色んなノートPCやタブレット等に使用されているCPUですので、 ググれば沢山の記事が出てきます。
SR2KT、Intel Atom x5 Z8350、1.44GHz、4コア、L2キャッシュ2MB、TDP:2W

<公式>Intel Atom x5-Z8350 プロセッサー (2M キャッシュ、最大 1.92 GHz) 製品仕様
https://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/93361/intel-atom-x5-z8350-processor-2m-cache-up-to-1-92-ghz.html



基板裏側です。SSDはこちら面に実装されています。


SSDです。FORESEE NCEMASLD-64G が使用されています。










□ 4.BIOS

起動時のintelのロゴが出ているときにDELキーを押していれば、BIOS設定画面に入れます。 しかし文字が1文字1mm以下と非常に細かく、読み取り困難です。


BIOS設定は、項目がかなり豊富にあります。 Mainメニューです。


Advancedメニューです。


Advancedメニューの CPU Configurationです。


Chipsetメニューです。


Chipsetメニューの North Bridgeです。


Chipsetメニューの South Bridgeです。


Securityメニューです。 普通のノートPCのようにBIOSパスワードが設定できます。


Bootメニューです。


Save & Exitメニューです。


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