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No.5017 2019.4.30
Windows10で特定のファイルやフォルダを簡単に削除できないようにする方法
Windows10ではマウスのレスポンスや微妙な操作感が悪化しました。
それに伴うファイルやフォルダの意図しない移動や削除をしてしまう機会も増えたはずです。
特定のフォルダ内のファイルやサブフォルダを簡単に削除できないようにする方法の紹介です。
共有フォルダを設定し、かつ大事なファイルを保管しているフォルダで最適な設定です。
□1.削除制限の設定方法
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(2) |
セキュリティ タブの 詳細設定 をクリックして開きます。
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(4) |
プリンシパルの選択 をクリックして開きます。
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(6) |
検索 をクリックして、検索結果から Administrators を選択してOKをクリックします。
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(7) |
Administrators が追加されているのを確認したら、OKをクリックします。
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(8) |
種類を 拒否 に変更します。
適用先が このフォルダー、サブフォルダーおよびファイル になっていることを確認します。
高度なアクセス許可を表示する をクリックします。
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(9) |
サブフォルダとファイルの削除 と 削除 のみチェックを入れます。
それ以外はすべてチェックを外します。
OKをクリックします。
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(10) |
アクセス許可エントリに拒否 Administrators が追加されました。
この設定によって、すべてのAdministratorsを持つユーザーがファイルやフォルダを自由に削除できなくなりました。
Administrators権限で設定すれば基本的にすべてのユーザーが対象になるはずなのですが、
念のため同様に users や guests なども追加します。
終わったら、最後に右下のOKをクリックします。
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(11) |
「アクセス許可の拒否エントリを設定しています。拒否エントリは許可エントリより優先順位が高くなります。ユーザーが、アクセス許可が許可されているグループと拒否されているグループの2つのグループのメンバーである場合、そのユーザーのアクセス許可は拒否されます。続行しますか?」と警告が出るので はい を選択します。
設定したフォルダのプロパティのOKをクリックして閉じます。
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これで設定したフォルダ内のファイルやサブフォルダが削除できなくなりました。
削除しようとしても以下のような警告が出て、削除できません。
ファイルのコピーや新規作成などは今まで通り正常にできます。
ファイルの移動は、コピー+削除という処理になるため制限されます。
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□2.特定のファイルやフォルダを削除したくなった場合
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個別のファイルやフォルダに対して逆の操作をすれば、削除できるようになります。
(1) |
削除したいファイルやフォルダのプロパティを開きます。
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(2) |
セキュリティ タブの 詳細設定 をクリックして開きます。
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(3) |
アクセス許可エントリ内の種類が拒否、アクセスが特殊となっている行を選択します。
複数ある場合は、ダブルクリックをして開き、高度なアクセス許可を表示するをクリックして、削除
のみチェックされているものを選択します。
選択したら、継承の無効化をクリックします。
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(4) |
現在継承されているアクセス許可で実行する処理 というダイアログがでます。
継承されたアクセス許可をこのオブジェクトの明示的なアクセス許可に変更します。をクリックします。
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(5) |
継承元がなしになっていることを確認して、削除 をクリックします。
すると拒否の行が消えてなくなります。あとはOKを押してすべてのダイアログを閉じます。
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これで個別のファイルやフォルダが削除できるようになります。
非常に面倒になりましたが、少なくともうっかり誤って削除されることは絶対になくなるでしょう。
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