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(1) 前準備
前準備として、変換したいファイルをドラッグ&ドロップで項目欄に入れます。
項目欄に入ったら、そのファイルをクリックして選択した状態にします。
(2) 形式
形式: mp4
ファイル拡張子: mp4
出力ストリーム形式: 映像+音声
映像と音声を同期: チェック
形式とファイル拡張子は、mp4を選択します。
楽ナビはwmvにも対応していますが、再生可能な上限のビットレートが低く、画質が悪いためです。
(3)映像
「一般」の部分のみを、以下のように設定します。
他は初期設定のままで大丈夫です。
モード: 変換
コーデック: MPEG-4 AVC /H.264
言語: なし
フレームレート: 29.97以下 (もしくは 30)
カラーモード: YUV 4:2:0 Planar 12bpp
レート制御モード: 平均ビットレート
ビットレート:1400 (楽ナビの再生機種と映像内容による)
プロファイル:Baseline
レベル:Level2.2
プリセット:標準
調整:無効
フレームパッキング:なし
フレームレートは、30にするとうまく再生できない場合があるようです。
レート制御モードは、2-Pass平均ビットレートにするとファイルサイズが1割ほど大きくなりますが、画質は平均ビットレートの場合と違いがありません(映像によるかもしれません)。
ビットレートは、以下のように考えます。
楽ナビにおけるH.264/AVCの上限ビットレートは2Mbps(AVIC-MRZ099)、2.5Mbps(AVIC-RZ99、RZ77など)と記載されていますが、どうやら映像のみでなくオーディオの128kbps分も含めた値のようです。
上限2Mbpsの場合、ここでのビットレートは「1500以下」に設定します。ちなみに単位はkbpsのようです。オーディオ分の約150kbpsを抜いた350kbps以上の余裕を持たせておかないと、うまく再生できないようです。例えば、上限2Mbpsの機種で1500以上にすると、まともに再生できなくなる場合があります。「1300」程度まで落とすと、ほぼすべての動画でプチフリが起きなくなります。後述しますが、画面サイズは720x480に変更するので、ビットレートは高くなくても問題ないはずです。
プロファイルは、初期設定の「Main」にすると再生できない場合があるようです。
レベルは、「Level3」以上にすると再生できない場合があるようです。
(4)音声トラック1
「一般」の部分のみを、以下のように設定します。
他は初期設定のままで大丈夫です。
モード: 変換
コーデック: AAC
言語: なし
サンプルレート: 48000、もしくは44100(初期設定値)
チャネル:Stereo
レート制御モード:平均ビット
ビットレート:128
オブジェクトの種類:LC
コーデックは、互換ACCなどの他の形式にすると再生できないようです。
サンプルレートは初期値のままにします。元の動画ファイルの音声領域の値がそのまま初期値として設定されているはずです。ハイレゾ等で48000を超える場合は、48000にします。単位はHzです。
ビットレートも基本的に初期値のままにします。128を超える場合は128にします。単位はkbpsです。
オブジェクトの種類は、「LC」にします。「Main」にすると絶対に再生できません。初期状態だと空白のままになっている場合がありますが、空白のままだと再生できません。
(5)クロップ/プレビュー
幅と高さを以下のように設定します。
他は初期状態で大丈夫です。
幅: 720
高さ: 480
スケーリング: バイリニア
(6)変換
以上の設定が完了したら、「リストに追加」を行います。
「エンコード」ボタンが有効になるので、エンコードを行います。
するとマイビデオのフォルダに、変換されたファイルが生成されます。
このファイルをSDカードに保存すれば、楽ナビで再生できます。
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