No.1007 2016.3.12 タブレット、スマホ用保護シートの気泡の取り方について、まとめてみました。 失敗するか、成功できるかは準備で決まります。 □1.準備 (1)場所 作業は、お風呂場で行います。 浴槽の蓋の上が、作業場として良好です。 事前にシャワーのお湯で、浴槽の蓋や床の埃を流しておきます。 浴槽の蓋の上の水滴は、非繊維のセームクロスなどで拭き取ります。 床面などに水滴が残った状態にし、部屋の湿度を上げておきます。 換気扇は、脱衣所から埃が入るため、止めておきます。 (2)必要な物 セロテープを使用します。 養生テープでは粘着力が弱く、梱包用OPPテープやガムテープでは、 粘着力が強すぎます。 他にマスキングテープがあると、作業性が良くなります。 各テープの側面には、未開封でない限り埃などのゴミが付着しています。 このゴミが気泡の原因となるため、予め取り除いておきます。 梱包用テープなどの粘着力が強いテープを使用して、 テープ側面を貼り剥がしすればゴミが取れます。 (3)服装 埃の出ない服を着ます。 セーターなどは厳禁です。作業中に埃が舞い、いつまでも気泡が取れません。 むしろ気泡が増えてゆきます。 夏などは、下着で作業するのが良いかもしれません。 (4)洗浄 作業前は、髪を洗っておきます。 頭髪に付いた埃が落ちて、気泡を増やす原因となります。 手や腕も洗っておきます。 パウダーフリーのゴム手袋を着用して作業する場合も、 作業前はゴム手袋を着用した状態で手を洗います。 □2.気泡の原因 気泡は、ゴミや埃、塵の混入によって発生します。 保護シートの貼り付け方が雑な場合は、単に空気が入り込むこともあります。 付着しているゴミの種類によって、保護シートを剥がしたときに どちらの面に付いているのかが異なります。 埃などは、保護シート面に付着します。 粘着性のあるもの、固く面積の小さい塵などは、タッチパネル面に付着しやすいです。 □3.保護シート剥がし 気泡を取り除くには、原因となるゴミを取り除く必要があります。 ゴミを取り除くには、保護シートを部分的に剥がす必要があります。 方法は、 タブレット、スマホ用保護シートの剥がし方 を参照してください。 この時のセロテープを貼り付ける位置は、気泡から一番近い角を選びます。 気泡の位置にマスキングテープを貼り付けてマーキングしておくと、 保護シートを剥がしたときにも狙った位置が分かりやすくなります。 □4.塵や埃の取り除き ゴミは、セロテープの粘着力を使用して取り除きます。 下図のように指にセロテープを巻き付けて、テープの糊面を使ってゴミを吸着します。 キーポートのキーを押下するように、軽いタッチで連打をすると取りやすいです。 根気のいる作業ですが、雑に行うと保護フィルムに折り目が発生します。 折り目は修正できないため、その保護シートは破棄するしかありません。 |
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