No.1001 2016.2.26 Windowsアプリ開発用に、表題のWindowsタブレットを購入しました。 初タブレットですが色々気になったので、まとめてみました。 本体外観 画像提供:Amazon.com □1.i RULUとは? アメリカ オハイオ州 にある会社のようです。 https://www.irulu.com/ □2.スペック CPU: intel Atom Z3735F 1.33GHz (Quad Core) メモリ: 2GB HDD: eMMC 32GB ※初期状態での、空き容量 約18GB グラフィック:intel HD 液晶:8インチIPS、1280x800 タッチパネル:Silead KMDF HID Minidriver for Touch I2C Device ※リソースを見るとIRQが振られているので、独立のデバイスとして動くようです。 マウスやキーボードには、通常単独でIRQを割り当てません。 無線LAN: Realtek RTL8723BS Bluetooth: Realtek フロントカメラ: unicam gc0310 リヤカメラ: unicam ov2680 オーディオ: Realtek 加速度センサ: Kionix KXCJ9 3-axis accelerometer SPB □3.Windowsタブレットって? 新しく開発されたプラットフォームではなく、x86系のパソコンです。 UEFIですがBIOSもあり、POSTもあります。 普通のパソコンとの違いは、このスペックで驚くほどサクサク動きます。 WindowsXPやvistaのノートPCを思い出して、あんな感じでもっさりした動きなんだろうと 想像できると思いますが、ホントに驚くほどサクサク動きます。 □4.OSリカバリ メーカーサイトにリカバリ用のイメージが公開されています。 イメージ本体 JW008 OS ※5.4GBあります http://img.irulu.com/driver/JW008%20OS.zip リカバリマニュアル http://img.irulu.com/driver/W0008%20JW008%20install%20guides.zip 【リカバリ方法】 (1)必要な機材 リカバリには、以下の周辺機器が必要です。 ・USBキーボード ・USBハブ ・USBメモリ(8GB以上) ・USB(microB to A)変換アダプター USBキーボードは、何でもOKですがサンワサプライのものであれば、まず動くと思います。 USBハブは、ACアダプタ付きのセルフパワータイプが良いです。 iBUFFALO BSH4AMB01 であればACアダプタとUSB変換アダプタが付属して、 Amazonで1300円以下で買えます。(2016.2.26現在) このタブレットにも問題なく使用できました。 iBUFFALO USBハブ BSH4AMB01 製品情報 http://buffalo.jp/product/peripheral/usb-hub/bsh4amb01/ iBUFFALO USBハブ BSH4AMB0 画像提供:Amazon.com USB(microB to A)変換アダプターは、単品で別途持っていても便利だと思います。 USBメモリでファイルをやり取りするために、少し使うのにバブ経由だと少し面倒です。 Amazonで、あわせ買い対象ですが400円以下で買えます。(2016.2.26現在) iBUFFALO USB変換アダプター BSMPC11C01BK 画像提供:Amazon.com (2)十分なバッテリ残量 リカバリ中は、USB機器を使用するためタブレットのACアダプタが使用できません。 90%以上の残量が必要です。 ちなみにUSBハブにタブレットのACアダプタをUSBポート接続すると、99%壊れると思います。 (3)手順 以下は、WindowsPCで行ったほうが便利です。 @ USBメモリをNTFSで初期化します。 A USBメモリのボリュームラベル名を、「WINPE」に変更します。 入力は、半角大文字で行います。 このとき、ボリュームラベルが別の名前だとリカバリができません。 B ダウンロードしたイメージを解凍し、中のフォルダやファイルをすべて USBメモリにコピーします。 ※Lhaplusだとエラーが出るので、Lhacaなどで解凍します。 以下は、タブレットでの操作です。 C タブレットにUSBハブを接続し、USBメモリ、キーボードを接続します。 USBハブには付属のACアダプタを接続し、電源を供給した状態にします。 D タブレットの電源を入れます。 E すぐにキーボードの「F7」ボタンを押したままにします。 F BIOSのブートメニューが表示されるので、カーソルキーでUSBメモリを選択し、 リターンキーを押して終了します。 G あとは放置しておけば、自動でリカバリが始まります。 H1時間くらい放置しておけば、処理が終わっていると思います。 I 終了後はDOS窓に英語で電源を切れとメッセージがあるので、電源ボタン長押しで切ります。 J USBハブを抜き、タブレットのACアダプタを接続します。 USBハブ、キーボード、USBメモリは、以後の手順で使用しません。 K 電源を入れて起動後、なぜかWindowsが立ち上がりsysprepが起動しているので、 そのままOKボタンを押します。初期化が開始してWindowsがシャットダウンします。 ちなみにsysprepは、メーカーがプリインストールやシステム情報のメーカーロゴ表示などの 設定を行うためのツールです。 L 再び電源を入れて起動させると、見慣れたWindowsの初期設定画面になります。 以後は普通に使えます。 □5.Windows Update Windows10タブレットでは、Windows Updateが鬼門のようです。 (1) MicroSDの問題 バージョン1511、10586を適用しようとすると、Windowsをアップグレードしています の画面が40%で進まなくなります。 特定のMicroSDを挿していると発生する症状のようで、Googleで検索すると他のタブレットでも多発しているようです。 問題なのは、このアップデートを適用しようとする場合、空き容量が13GBぐらいしかありません。 アップデートのためにダウンロードされたファイルが数GBあるためだと思われます。 ですので、セットアップを進めるために外部ストレージとしてMicroSDカードを挿していると思います。 原因ですが、一部ではドライバ起因の不具合とされていますが、こちらで検証した限りではMicroSDの容量の問題のようです。 具体的には、16GBにて発生し、32GB以上の場合は発生しませんでした。 実際にApacer AP32GMCSH10U1-J の32GB MicroSDを使用してアップデートができました。 送料無料、Amazon発送で980円で買えました。(2016.2.26現在) Apacer AP32GMCSH10U1-J 32GB MicroSD 画像提供:Amazon.com 空きドライブを選択するとき、MicroSD はNTFSでフォーマットされている必要があります。 MicroSD は、1つもファイルが保存されていない空の状態が良いようです。 (2) アップグレード時間の問題 アップグレードは、ものすごい時間が掛かります。こちらでは約8時間掛かりました。 具体的には、Windowsをアップグレードしています の ファイルをコピーしています の進捗に時間が掛かります。 1%進むのに1時間掛かるときもありました。 ですので、フリーズしたのではないか?と電源を切って中断するのは間違いです。 当然ながらバッテリ駆動では持たないので、タブレットのACアダプタを必ず接続した状態で行います。 iRULU Walknbook W3Mini 8" その2 へ続きます。 |
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