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No.ds11402 2024.2.25



電気CAD DesignSparkPCB 11


電子部品の回路図記号を編集する






□ 1.内容

ダウンロードした部品データは、回路図記号がイマイチなことがあります。編集することで自分好みのデータに変更できます。


□ 2.手順

前回のレポート No.ds11401 ダウンロードした電子部品のフットプリントを追加する にてダウンロードした NE555D の部品データですが、回路図記号が微妙な感じです。





データシートのように、俯瞰で見たピン配列に修正します。





「Library Manager」を開いて「Schematic Symbols」タブを開き、NE555Dを選択して「Edit...」ボタンを押してください。

部品をダウンロードしていない場合は、
No.ds11401 ダウンロードした電子部品のフットプリントを追加する に沿って準備してください。

部品の一部であるピンの横棒やピンの×印を左右にドラッグ&ドロップして移動させます。部品の回転は、掴んだ状態でキーボードの「R」キーを押せば90°回転します。
8ピン目のGNDのみ、表示がずれてしまうと思います。





ピンの×印を選択した状態で右クリックし、メニューから「Properties...」を開きます。





「Alignment」を「Left」に変更してOKボタンを押します。





表示が綺麗になりました。





こんな感じに修正しました。





正確に等間隔で並んでいるのか確認したい場合は、測定機能を使用します。
メニューの「Utilities」から「Measure...」を選択します。





このように二点間をクリックすることで距離が測定できます。
タブは「Gap」を選んでください。「Distance」を選択すると各部品の中点と中点の距離、もしくはクリックした2点間の斜めな距離が表示されてしまいます。





修正が終わったら必ず保存しましょう。セーブしようとすると部品名を聞かれるので、そのままOKボタンを押します。





上書きするか聞かれるので、そのままOKボタンを押します。





「Library Manager」を開いてNE555Dを確認すると、キチンと反映されていることが分かります。





すでに回路図に配置してしまった部品も、修正を反映させることができます。





部品を選択した状態でメニューの「Utilities」から「Update Components」の「Selected Components」を選択します。





どのように変更を反映させるのか聞かれるので、今回はそのままOKボタンを押します。





「Update Components Summary」が開きます。「Perform Update」ボタンを押します。





選択した回路図記号が修正したものに変わりました。
配線は維持されたままになるので、グチャグチャな表示になります。
手動で根気強く修正していくしかありません。





配線やレイアウトの修正が完了した状態です。








関連レポート
>> No.ds11401 ダウンロードした電子部品のフットプリントを追加する


>> No.ds11403 電子部品のフットプリントを編集する





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