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No.ds11401 2024.2.18
電気CAD DesignSparkPCB 11
ダウンロードした電子部品のフットプリントを追加する
□ 1.内容
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自分で回路図記号やフットプリントを1から作ることもできますが、ネットで公開されている物をダウンロードして使用したほうが簡単です。ダウンロードしたデータを元に、自分オリジナルのカスタマイズも可能です。
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□ 2.手順
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ダウンロードできるサイトは3種類あり、それぞれDesignspark PCB の特設サイトと本家のサイトがあります。
Samacsysパーツファインダー
https://www.rs-online.com/designspark/samacsys-part-finder-jp
Electronic Component Search Engine (Samacsys 本家)
https://componentsearchengine.com/
SnapEDA ライブラリデータベース
https://www.rs-online.com/designspark/snapmagic-parts-finder-jp#/
SnapEDA 本家
https://www.snapeda.com/
Ultra Librarian ライブラリデータベース
https://www.rs-online.com/designspark/ultra-librarian-parts-finder-jp
Ultra Librarian 本家
https://www.ultralibrarian.com/
基本的にSamacsysにてダウンロードし、Samacsysで部品が無ければSnapEDAやUltra Librarianで探すのが良いでしょう。今回はSamacsysを使用します。
今回は、タイマICのNE555Dをダウンロードします。
Samacsysのサイトにて「NE555D」と検索します。
同じ部品が沢山出てきます。今回は珍しい事例で、通常は1〜2種類程度しか出てきません。
今回は一番上のファイルをダウンロードします。
Status列のオペアンプのようなアイコンをクリックします。
Downloadボタンを押して、ファイルをダウンロードします。
LibraryのUserフォルダの下にダウンロードしたファイルを置きます。
今回はLogicICというフォルダを作成し、その中にNE555Dというフォルダを作成し、その中に入れます。
ファイルを解凍すると、色んなCADソフトのフォルダが入っています。「DesignSpark PCB」というフォルダ内に対象のファイルが入っています。フォルダ内のNE555D.dslというファイルが対象のファイルです。dsl拡張子が部品ファイルの本体です。
Library Manager を開きます。
「Schematic Symbols」タブを開き、「Add File...」ボタンを押します。
このときLibraryの選択が、Userになっていることを確認します。
先ほどのNE555D.dslというファイルを開きます。
回路図の背景が黒の場合は、「Default(black)」を選択します。白の場合はDefaultを選択します。
回路図記号の部品が追加されました。変なデザインですが、今回はこのまま使用します。
「PCB Symbols」タブを開き、「Add File...」ボタンを押します。
このときLibraryの選択が、Userになっていることを確認します。
先ほどのNE555D.dslというファイルを再び開きます。
Double Sided(metric)を選択します。
フットプリントが追加されました。NE555Dという部品名ではなく、パッケージ形状がファイル名として使用されています。
「Components」タブを開き、「Add File...」ボタンを押します。
このときLibraryの選択が、Userになっていることを確認します。
Designspark PCBでは、回路図記号とフットプリントを一体的に管理する「Components」というデータで部品を扱います。
先ほどのNE555D.dslというファイルを再び開きます。
コンポーネントが追加されました。
回路図記号とフットプリントが関連付けられています。
「Add Component」でUsersを選択したときにNE555Dが表示され、回路図に配置できるようになりました。
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>> No.ds11400 回路図で使用するGNDやポート記号を作成する
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