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塗装前にマスキングテープ等でマスキングします。ピストンの摺動部は絶対に塗ってはいけません。
ピストンブーツの取り付け溝は、塗装しても大丈夫です。溝部分も塗装前にキチンと錆を取りましょう。
ブレーキディスクもパッドが当たる面やナックルが当たる面、タイヤのホイールが当たる面をマスキングして塗装すると錆が発生しにくくなります。ベンチレーションの穴付近を塗装します。
他車種のブレーキディスクですが、こんな感じでマスキングすれば間違って塗ってしまうこともありません。
塗装乾燥させて、オーブンで焼いた後の状態です。うまく塗装できたので、組み立てます。
当たり前ですがゴムブーツやゴムシールをオーブンに入れてはいけません。
ブレーキディスクも良い感じで塗装できました。
スライドピンは半月状と円筒状の2種類があります。半月状のピンが下になるように組み付けます。
ピストンの入れ方は、先にピストンブーツをキャリパーに取り付けます。
裏側のパンジョーボルト穴からエアダスターでエアを入れながら、ピストンをブーツに押し込むと簡単に入ります。
キャリパーを組み立てた状態です。
写真は後期のブレーキパッドです。スプリングを使用する前期のブレーキパッドとは構造が異なります。
後期のブレーキパッドは、背面の形状が3種類あります。残量インジケータの金具が付いているバッドを運転席側のピストン側(内側)、
残量インジケータの金具を取り付ける突起が付いているのみで金具なしのパッドを助手席側のピストン側(内側)、
残量インジケータの金具を取り付ける突起が付いていない平らなパッドをピストンのない側(外側)に付けます。
日立製のブレーキパッドHF009Zは、鳴き止め用の角のバリ取りがされていません。角を取ってしまうと、確かにブレーキ鳴りは発生しにくくなりますが、ブレーキディスクがレコードになりやすくなるデメリットもあります。
キャリパーを取り付けます。
良い感じになりました。
ブレーキディスクとパッドを新品にすれば、ここまで綺麗になります。
最後にエア抜きをします。
ブレーキのリザーバータンクは運転席側のダッシュボード横です。
ブレーキパッドの交換等でピストンを押し戻してピストンブーツが膨らんでしまった場合、
ブーツとピストンの間に精密マイナスドライバーを差し込んでエア抜きをします。ブーツに穴を開けたり破らないように気を付けます。
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