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W211のEクラス特有なのかもしれませんが、フロントバンパーの取り外しはとても面倒です。
通称ツライチステーというインチキマジックアイテムが難易度を高めています。
基本的に片側しか説明しませんが、ネジや樹脂ビス、コネクタは左右対称に付いています。
前準備として、アンダーカウルの真ん中とフロントを外しておきます。
写真のようにフェンダー下にもボルトがあります。
クリソナ、フォグ、ホーン、温度センサ?のコネクタを外します。右側は、フォグのみだと思います。
クリソナのコネクタは、2か所の樹脂ビスで留まっているバンパーからコネクタを外し、コネクタのレバーを持ち上げてから引き抜きます。レバーは特殊な形状で堅く動きにくいので、電線に余計な力が掛からないように慎重に取り外します。
バンパー裏側の端の樹脂ビスを外します。
タイヤハウス下側についている樹脂ビスを外します。
バンパーのアンダーグリル裏側にあるボルトを外します。
フェンダーとバンパーのつなぎ目の裏側にステーが付いています。タイヤハウスをめくると見えます。矢印付近にトルクスのネジがついているので、外します。
実際にやってみると分かると思いますが、最大の難所です。
下から覗くと、この位置にあります。写真右側がタイヤハウスです。
ネイルドライバー等を隙間に入れて、ステーを内側に押し広げます。砂等を噛み込んでいて、恐ろしく硬いです。十分に押し広げてから、ステーを奥に押すと外れます。
ステーが付いているバンパー端の構造は、写真のようにフック構造になっています。噂によると、トヨタ車のようなツライチを目指して、こういうインチキアイテムを付けることになったようです。もちろんトヨタ車は、こんな物が付いていなくてもツライチです。
外したステーです。奥側には突起が付いており、この部分をバンパーのU字部分に引っ掛けます。
ステーには右左があるので、逆につけないように気を付けます。
ライトの間にあるボルトを外します。
グリル部分とライトの境界にあるボルトを外します。
以上で取り外しは完了です。フロントバンパーを手前に引っ張ると抜けます。
バンパーとボディーとは、この部分の凸凹のレール構造で填め合いになっています。
フロントバンパーを外した状態です。
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