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No.2566 2023.8.16



BMW E46 エアコン 温度センサ清掃






□ 1.エアコンの温度センサ

以前にレポートNo.2541 BMW E46 エアコン エバポレーター&ヒーター 温度センサ 交換 にて温度センサーを交換しましたが、特に効果は感じられませんでした。

今回はエアコンコントローラー(操作パネル)に内蔵されている温度センサーを清掃してみます。 エアコンコントローラー(操作パネル)の取り外しは、以下のカーナビ取り付けの動画が分かりやすいです。取り外しにはオーディオを外す必要があります。コントローラー自体はネジで留まっておらず、樹脂の爪で留まっています。









□ 2.分解と要点

矢印のダクト部分から内蔵のファンモーターにて空気を強制的に取り込んで、空気の温度が測温される仕組みです。
この中に埃が溜まると、エアコンの効きが悪くなります。





取り込んだ空気は、背面のここから排出されます。





ケースは、T6のトルクス6か所のネジで留まっています。





ケースを開けた状態です。写真は清掃済みのため綺麗ですが、本来であれば埃が溜まっています。





矢印の小さな基板にサーミスタが搭載されており、ここで空気が測温されます。この部分にも埃がたくさん溜まっています。綿棒を使って優しく根気よく掃除しましょう。





ファンの周りにあるダクトは、上に軽く引っ張れば簡単に外れます。
隣には MOTOROLA MC68HC711P2CFN4 というマイコンが搭載されています。





マイコンの隣には、ELMOS 11613Bという謎のメーカーのICが搭載されています。





電解コンデンサは、1ヶ所のみ使用されています。35V 220uFです。





BTS621L1 という2chのFETスイッチが使用されています。8A流せるNch FETと、ハイサイドで使うゲートドライバが2ch分ディスクリートされたICのようです。容量的にリレー動作用だと思います。





BTS113A というNch FETです。これもリレー駆動用でしょうか。





清掃後は、エアコンの効きが良くなりました。設定温度との差もほとんど無くなりました。



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