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No.2541 2021.10.23
BMW E46 エアコン エバポレーター&ヒーター 温度センサ 交換
□ 1.ヒーターの温度設定がおかしい
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寒くなってきましたが、温度を25℃くらいに設定しても暖かくなりません。30℃くらいに設定するとほんのり暖かい風が出てきます。ヒーターバルブは以前に2回目の交換をしたばかりですので、他に原因があるようです。温度センサーの故障がよくあるようで、センサ温度と設定温度の差がおかしいため、うまく制御できないのだろうと推測しました。そこでセンサを交換してみます。品番は、64116930015です。ヒーターコア側とエバポレータ側でそれぞれ2つ必要です。
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□ 2.ヒーター側温度センサーの交換
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シフトノブを抜きます。上に強く引っ張れば抜けます。
抜いたシフトノブです。凸凹の部分で引っ掛かっているようです。
パネルを上に押し上げて外します。
パネルの裏には3つのコネクタ(赤、白、黒)が付いているので外します。
この部分のネジを外します。
パネルを持ち上げて、左右2か所のコネクタを外します。
この2つのコネクタは、コネクタの左右に爪がある構造です。
この部分のネジを外して、ASCボタンの上にあるアクセサリボックスを引っ張って外します。
外したアクセサリボックスです。上側の2か所で爪で留まってる構造です。
下側は凹凸で留まっているだけです。
この部分のネジを外します。
エンジンキーをIG ONにします(エンジンは掛けません)。
シフトノブをDレンジにして、パネルを持ち上げて外します。
パネルの裏には、ASCスイッチ、シガーソケット(+、GND)、灰皿部分のイルミのコネクタがあるので、それらも外します。
これがヒーター側の温度センサーです。黒いコネクタは、引っ張れば外れます。
センサーは、への字型のネイルドライバーを使用して、てこの原理で外します。
新旧比較です。黒色が新しいセンサーです。社外品を使用します。
新しいセンサーを取り付けた状態です。
後は元通りに戻して完了です。
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□ 3.エバポレーター側温度センサーの交換
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前準備として、グローブボックスを外します。
センサーは、センターコンソール側のエアダクトの裏側にあります。緑色のコードの先にあります。
エアダクトが邪魔なので、手探りで作業する必要があります。
上から見ると、こんな感じです。
取外しの要点は以下の通りです。
・作業は左手で行う。
・コネクタは先に抜いておく。
・センサは、短いドライバ等を使用してテコの原理で外す。
・エアダクトは、右手を使って強引に押し広げる。
センサを取り外しするときは、エアダクトを目一杯広げる。
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