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No.2540 2021.10.18
2021.10.23 追記





BMW E46 エアコン プレッシャーファン 交換






□ 1.エアコンを付けたときに水温が安定しない

レポートNo.2534 にてファンカップリングを交換したのですが、やはり渋滞でエアコンを付けっぱなしにしていると水温が上昇してしまいます。
実はE46には、エアコンのコンデンサを冷却するために電動ファンが付いています。エアコンをONにしたときに電動ファンが回るはずですが、水温が上昇してもまったくの無反応でした。
今回はこのファンを交換します。品番は64546988913、名称はプレッシャーファンです。





□ 2.バンパー等の取り外し

ファンを交換するには、バンパー等を外す必要があります。
最初にアンダーカバーを外します。E46を自分でメンテしているなら、何十回とやっている作業です。
写真は片側のみですが、ネジは両側に左右対称に計6か所あります。





タイヤハウスのこの部分のボルトを外します。内側のボルトは外さなくて大丈夫です。




バンパー裏側のこの部分のボルトを外します。両側に左右対称に計4か所あります。





この部分のボルトを外します。ベンツではよく使われているE型の逆トルクスソケットを使用します。 サイズはE14です。両側に左右対称に計2か所あります。




このくらいまで出てきたら、引っ張って抜きます。




抜いたボルトです。




バンパーは内部の左右のレールに載った状態です。バンパーを手前に引っ張るようにスライドさせて抜きます。
写真のようにフォグランプとホーンのハーネスがバンパーの左右に付いているので、引っ張って切れないように外します。




バンパーがE14の長いボルトで留まっていた部分がここです。




バンパーを外した状態です。写真上側に写っているエアクリーナーボックスとエアダクトを外します。







□ 3.エアガイドやファンの取り外し

ここからが大変です。 エアガイドを外します。下図の2番の部品(品番:51718202831)です。ダクト等の縁にあるゴムがボロボロで取れやすいので扱いに注意します。価格は1万円くらいです。




エアガイド左右にある樹脂ビス4ヶ所を外します。+の部分がナメやすいので、新品のビスを買っておいたほうが良いです。品番は、51718229003です。




プレッシャーファンのコネクタを外しておきます。




エアガイドを外したら、プレッシャーファンが留まっているナット4ヶ所を外します。13mmのソケットを使用します。




エアガイドを外した状態です。コネクタケーブルは隙間から抜きます。コネクタの突起部分が進行方向側を向くようにすると、抜けやすいです。
ん?何だこれは??




ゴミが溜まっていて凄いことになっています。水温が上昇気味な原因はこれかもしれません。




1時間掛けてゴミを取り除きました。
フィンが腐食してボロボロなので、コンデンサごと交換したほうが良かったかもしれません。





□ 4.新旧ファン比較と取り付け

取り外したファンです。ファンはDC12V駆動のようですので、簡単な回路だと思われます。
後日、分解して修理してみたいと思います。






新しいファンです。ノーブランドの安い社外品にしました。
BMWの部品は消耗品ですので、安いものをこまめに交換したほうが良いでしょう。





取り付けた状態です。社外品は矢印の両縁のヒダが非常に硬くてエアガイドが取り付けられないため、5mm程度の幅をカッターでカットしました。




エンジンを掛けて、エアコンをONにした状態です。水温が低くてもファンが回りました。
信号待ち等で長い時間停車していても、水温が上がらなくなりました。




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