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慣れれば簡単?ですが、はじめてだと難関な箇所が2つあります。
前もってエアコンのガスは、近くのエアコン修理対応可能な整備工場で抜いてもらっておきます。
最初に上抜きでパワステフルードを抜いておきます。AZのオイラーを使用すると安く簡単に抜けます。
パワステタンクのボルトを3か所外します。トルクスはT30です。
【難所その1】
ピンク矢印の個所のホースを外してから、赤矢印の位置にあるロックピンをラジペン等で摘まんで引き抜きます。
汚れを落として、拡大した写真です。これならロックピンが分かるでしょうか?
外したロックピンです。
初めてだとこのピンが分からず、パワステのフルードタンクが外せなくて困るのではないでしょうか?
外したパワステのフルードタンクです。ロックピンが刺さる位置が分かるでしょうか?
パワステポンプから配管を外します。
パワステポンプのボルトを外します。トルクスはE12です。
【難所その2】
外した状態ですが、裏側にも1ヶ所ボルトが留まってるので外します。同じくE12です。
裏側を外すのは、非常に大変です。何でこんな設計にしたのかな?って思います。
外したパワステポンプです。
いよいよコンプレッサーを外します。ピンク部分のコネクタを外し、赤矢印のトルクスボルトを外して配管を外します。
コンプレッサーを留めているボルトを外します。3ヶ所(前2ヶ所、後1ヶ所)で留まっています。
後ろ側を外すときは、短いエクステンションバーを使うと外しやすいです。
外したコンプレッサーです。後ろ側は矢印の位置でボルト留めされています。
近くにある黄色いシールが貼られているのが例の圧力を制御するマグネットバルブです。
バルブは、社外品単体で7〜8000円くらいで売られています。海外ではバルブのみの交換で済ませるようです。
ちなみにコンプレッサーから出る異音(唸り音)は、プーリーの中に入っているゴムダンパーが原因のようです。これも海外では単品で交換する場合が多いようです。
コンプレッサーを外した状態です。組み付けるときは逆の手順で行います。
Oリングは新品に交換しましょう。
新旧のコンプレッサー比較です。今回はリビルド品を使用します。
生産していたのはドイツの工場のようですが、DENSO JAPANの文字が。
何で外車のDENSOコンプレッサーはこんなに壊れやすいのでしょうか?
ちなみに7SEU17Cがコンプレッサーの型番で、海外ではこの型番を元に修理等が扱われているようです。
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