No.1013 2016.4.2 covia i-dio Phoneについてまとめてみました。 チェック時のビルド番号は、CP-VL5A_2015-11-27 です。 □1.製品仕様 主なスペックは、下記の通りです。 2016年3月下旬に20000円に値下げされ、コストパフォーマンスが高くなりました。 OS: Android 5.1.1 CPU: Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 4コア 1.2GHz GPU: Adreno 306 メインメモリ: 2GB 内蔵ストレージ: 16GB 画面サイズ: 5インチ(1280×720) リヤカメラ: 800万画素 フロントカメラ: 200万画素 タッチパネル: 5点式 内蔵センサ: GPS、Gセンサ(3軸)、電子コンパス(3軸) テザリング: Bluetooth、WiFi、USB 無線LAN: 802.11b/g/n LTE [MHz]: 2100(B1) / 1800(B3) / 800(B19) / 1500(B21) 3G [MHz]: 2100(B1) / 800(B6) SIMスロット: microSIM バッテリ容量: 3000mAh バッテリ交換: 可能 サイズ [mm]: 143.7×71.5×10.6 重さ: 158g メーカー製品情報: http://www.fleaz-mobile.com/i-dioPhone/ □2.画面 CPUには、Snapdragon 410が使用されています。同価格帯で比較すると高性能なCPUとGPUですが、画面サイズが1280×720であるため3Dを多用するゲームではコマ落ち等が発生してスムーズに表示されません。 それ以外の操作では、常に綺麗に滑らかに表示されていました。IPS液晶の中でも、特に高画質だと思いました。画面も非常に明るく、ムラ等はありません。 タッチパネルは、5点式のようです。タッチ精度と感度は良いようで、文字入力も打ち間違え等なくスムーズにできました。Androidの設定メニュー表示などでも、引っかかり等がなくスムーズに遷移しました。 価格帯的にFREETEL Priori3Sとの比較対象になりやすいと思いますが、こちらのほうがタッチ精度や感度が良く、ピンチ操作やスワイプ操作がスムーズです。3Dを多用するゲームでは、こちらのほうが画面が綺麗に表示されました。 □3.ストレージ 初期状態の空き容量は、11.69GBもあります。 プリインストールされているアプリが非常に少なく、ある意味ビックリします。 □4.MicroSD、microSIMコネクタ形状 MicroSDやSIMカードは、バッテリ電池を外さないと抜き差しできない構造です。 共にイジェクトボタン等はありません。 microSIMを抜くときは、セロテープ等の粘着力を使って引き抜く必要があります。 指では、まず引き抜けません。 □5.ボタン構造とUSBコネクタ 戻る、ホーム、メニューボタンは、画面上に表示される方式です。 ハードウェアタッチやボタンではありません。 USBコネクタは、下部中央にあります。充電しながらの操作でも、特に気になりません。 音量調整ボタンと電源ボタンは、左側にあります。 片手で操作しているときに、親指で操作することができません。 □6.イヤホン端子 イヤホン端子は、上部にあります。 イヤホンを付けたままポケットに入れても気にならない構造ですので、これは評価できます。 □7.ラジオ FMラジオに対応しています。 ワイドFMにも対応しているため、対応地域ではクリアな音質でAMラジオが聴取できます。プリインストールされているチューナーアプリは、メニューを見ると録音機能もあるようです。 実は、この機能には1つ問題があります。イヤホンやヘッドフォンを指してないと、チューナーアプリが使えません。イヤホンのコードをアンテナとして使用するためです。 基本的にAndroidスマホでFMラジオに対応している場合は、この方式が主流のようです。しかし本機はテレビ&i-dio用アンテナがあるのだから、FMラジオもそれで受信すればよいと思うのですが、残念ながら非対応です。 受信感度は良好で、ラジオ専用端末と同等の品質だと思います。 イヤホン端子用のアンテナのようなものが無いか探してみたところ、ズバリのものがありました。スマホ本体から音声を出力するには、アプリをダウンロードして使用する必要があるようです。この機種で使用できるかはわかりません。 ちなみにGoods Leader-JP さんの場合、価格がもの凄く安いのですが届くまでに3〜4週間程度掛かります。急いで欲しい場合は、Amazonから直送のものを購入したほうがよいでしょう。 □8.テレビ(ワンセグ) 普通のスマホの右側面には、電源ボタンと音量調整ボタンが付いていると思います。 しかしこのスマホは、左側面についています。 では、右側はどうなっているのかと言えば、なんとアンテナがあります。 取扱説明書では、V-Lowマルチメディア用となっていますのでi-dioの受信では必須のアンテナです。 残念ながらワンセグの受信でも必要です。写真のように収納した状態だとまったく受信できません。 アンテナを出すと、下図の写真のようになります。 伸ばすとこんなに長くなります。ワンセグを受信するときは、伸ばさなくても受信できます。 プリインストールされているチューナーアプリですが、1つ大きな問題があります。 残念ながら横画面専用です。縦画面でYoutubeのように観たいと思ってもできません。 この機能制限は、許せない人も多いのではないでしょうか? それと大きな問題ではないのですが、移動しながら受信していると時々ワンセグに切り替えますといったメッセージが出るときがあります。 フルセグに対応したチューナーアプリであるため表示されるのだと思いますが、無駄な処理が入っているようで少し残念に感じました。 受信感度は良好だと思いますが、いくつか注意点があります。 (1)チャンネルの全体スキャンはフルセグが受信できるような電波の良い場所で 初回に自動的に行われる受信可能な全チャンネルのスキャン時は、フルセグが綺麗に視聴できるような電波状況が非常に良い場所で行う必要があります。 ワンセグしか映らないような受信感度が悪い場所では、1つのチャンネルも認識できません。チューナーアプリがフルセグ対応のため、フルセグでチャンネルスキャンしているためだと思います。 かなり痛い仕様と思いますし、致命的なバグと言えるレベルだと思います。 (2)アンテナは一番短い状態でOK アンテナは、伸ばしても受信感度が良くなる訳ではないようです。一番短い状態でもキチンと受信できます。一度視聴できると、電波が悪いかな?と思うような場所に移動しても普通に視聴できました。 (3)アンテナを収納すると視聴不可 アンテナを収納すると視聴できません。フルセグが綺麗に視聴できるような電波状況が非常に良い場所でも駄目です。 アンテナを収納するフレーム部分が金属のため、シールドされているようです。残念な仕様だと思いました。 □9.バッテリー バッテリ容量は、3000mAhもあります。やはり持ってみると少し重みを感じます。 寝スマホをしていて、ウトウトした時に顔に落として痛い思いをしたことがあるかもしれませんが、 この重量だと攻撃性が増しそうに感じました。 交換用バッテリーは、YahooショッピングのCovia公式ショップで購入できます。 税込1,980円で、送料込みのようです。非常に良心的な値段だと思います。 Yahoo!プレミアム会員であれば、TUTAYAのポイントも95ポイント付きます。5の付く日キャンペーンでポイントアップのときに買えば、更に数十ポイント付きます。 FLEAZ DIRECT i-dio Phone 専用 バッテリー http://store.shopping.yahoo.co.jp/freez-direct/20.html □10.i-dio i-dioの公式サイトは以下の通りです。 複数のチャンネルがあり、チャンネルによって音楽や映像が楽しめるようです。 i-dio公式サイト http://www.i-dio.jp/ 2016年3月現在の対応エリアは、首都圏内、大阪周辺、福岡の一部のみのようです。 テストした場所は圏外エリアですので、残念ながら受信できませんでした。 ちなみに右横のアンテナは必須のはずです。チューナーがどのような仕様なのか不明なため実際は分かりませんが、アンテナは伸ばして受信する必要があると思われます。ワンセグよりも低い周波数帯域を使うためです。 i-dio受信可能エリア http://www.i-dio.jp/area/ □11.カメラ リヤカメラには、800万画素のものが搭載されています。 実際に撮影した写真は、以下の通りです。 写真はありませんが、デジタルズームなしでのマクロ状態でもボケることなく綺麗に撮影できました。 標準状態1 ※クリックすると原画サイズになります 標準状態2 ※クリックすると原画サイズになります デジタルズーム最大 ※クリックすると原画サイズになります |
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