Copyright (C)SUWA TSUSHIN NETWORK.
All Rights Reserved. TOPへ戻る
スポンサードリンク

No.2049 2020.1.1




スズキ アルト HA25S HA25V ロアアーム 交換






□ 1.ブレーキを踏むとカタッと異音が発生

赤信号で止まるときや、駐車場でブレーキを踏むとカタッ(コトッ、カチッ、カキッ)と異音が発生するようになりました。BMWのような不具合ですので、試しにロアアームで検索してみると大量の社外品が販売されています。社外品が豊富な場合は、沢山の人々が交換している定番の不具合ということです。さっそく交換してみることにします。

品番は、左側:45202-85K11 右側:45201-85K11 名称は、アームアッシ,フロントサスペンションです。初期の品番(85K00)から追番されているので、何かしらの改良がされているかもしれません。




今回は、社外品を使用してみます。GMBは社外品パーツにおいて老舗の日本の会社ですので、品質は純正同等か同等以上に良いです。品番は、左側:0208-0677、右側:0208-0676 です。






□ 2.ロアアームの取り外し、取り付け

フレームとのマウント部分です。ゴムブッシュがボロボロです。 このような状態だと、ハンドリングもふらついてしまいますし、ナックルとのボールジョイントに負荷が集中してしまいます。




外し方は簡単で、最初にナックルとのボールジョイントを外します。 ピンを抜いてナットを外し、タイロッドエンドプーラーで分離します。ゴムブーツを押し下げてその隙間に差し込むようにすれば、間幅19mmのプーラーでも使えます。



ボディ側は2か所のボルトを外します。フロント側のボルトを外すときに邪魔になるので、バンパーサポートのアームも外しておきます。ボルトをすべて抜けば、ロアアームを抜くことができます。




新旧比較です。当然ですがボールジョイントに付いている青いカバーは、取り付けるときに外さなければいけません。



ボールジョイントは緩々でした。クリアランスが大きくなってしまい、停車時にここから異音が出ていたのでしょう。



ボディ側のブッシュです。取付前はゴムブッシュの劣化防止のために、ゴム部分にシリコングリースを塗っておくと良いです。取り付けるときは、この部分の難易度が地味にとても高いです。このブッシュのボルトが通るカラーがボディのボルト穴に嵌ってしまい、ブッシュが斜めになってボルトが通らなくなってしまいます。先にこの穴にボルトを通して位置決めしようとすると、フロント側のブッシュがボディに入らなくなります。知恵の輪のような慎重さが求められます。
ちなみにフロント側のブッシュは、亀裂もなく劣化がみられませんでした。



交換後は異音がなくなりました。ハンドリングもふらつきがなくなり、まるでFR車のようなリニアなハンドリング特性になりました。



スポンサードリンク

TOPへ戻る


ご利用条件
 Copyright (C)SUWA TSUSHIN NETWORK. All Rights Reserved.