EXCEL方眼紙普及しよう会

Excel方眼紙
普及しよう会

6. Excel方眼紙でHTML文書を作成する

ExcelではHTML文書も作成できます。この普及しよう会のサイトもExcelで作成しています。

6-1. シートは１つにする

ワークブック内のシートは、１つにします。
複数のシートがあると、HTMLにしたときにタブで表示されてしまいます。HTML文書としては一般的な表現方法ではないため、社内イントラ用でない限り避けるべきです。

6-2. Excel文書を作成する

普段通りにExcelで文書を作成します。
しかし注意点がいくつかあります。オートシェイプで作成した図や文書は、すべて画像に変換されてしまいます。画像は画質が悪いため、悪くなることを想定して作成します。
セルの罫線を設定しても正しく表示されない場合があります。例えば下にあるセルには罫線を設定していますが、正しく表示されていません。他にもHTMLにしたときに正しく表示できない場合があります。

HTMLでのセルの罫線

Excelでのセルの罫線

6-3. HTML文書を出力する

以下の手順で行います。
例ではExcel2016を使用していますが、Excel2000等の古いバージョンでもできます。

(1) 名前を付けて保存を選択します。

(2) その他のオプションを選択します。

(3) ファイルの種類(T): に「Webページ」を選択します。
　　すぐ上に「単一ファイル Web ページ」というものがありますが、こちらを
　　選択するとMHTML形式という一般的でないファイル形式で出力されてしまいます。
　　社内イントラ等では問題にならないと思いますが、Webで公開するときには
　　使用しないようにします。

(4) 再発行(E): シートを選択します。

ブック全体(W) を選択してしまうと、HTMLにしたとき下にタブが付いてしまいます。

(5) ツール(L) の図の圧縮(C)... を選択します。

(6) 高画質：元の画像の品質を保持(F) を選択してOKを押します。

(7) 保存ボタンを押します。

(8) 以下のようなダイアログが表示されるので、そのまま発行ボタンを押します。

以上で、拡張子がHTMLの文書が出力されます。
このときHTMLファイルと同じフォルダ内に ****.files というフォルダが作成されますが、この中に画像データなどが保存されます。
WebサーバーにHTMLファイルをアップロードしたり共有フォルダに移す場合は、この ****.files フォルダごとアップロードもしくは移動させる必要があります。

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