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No.2750 2023.5.2
  
 
  
スズキ アルト HA25V サーモスタット交換
  
 
  
 
□ 1.ヒーターの温まり方が遅い
  
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冬に暖房をONにしても、なかなか温まらない症状が出ていたためサーモスタットを交換します。 
 
どの車種も限らず、エンジンを始動してから暖房が効くまでに時間が掛かる、もしくは温度がぬるい場合はサーモスタットが主な原因となります。サーモスタットは寿命部品ですので8〜10万km以上走行した場合は、とりあえずでも交換しておいたほうがいいでしょう。品番は、17670-58J02 です。社外品も色々出ています。今回は、多摩興業 WH-SA-88を使用しました。 モノタロウで税込み3850円、ガスケット付きです。 
 
  
 
 
  
 
  
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□ 2.サーモスタットの取り外し
  
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前準備として、 
 
・冷却水(ラジエータ液)を抜く 
・エアクリーナーを外す 
 
を行います。 
  
今回交換するサーモスタットは、この位置にあります。
  
 
 
  
拡大写真です。
  
 
 
  
@ 緑矢印のナットやボルトを外します。 
A ピンク矢印のコネクタを外します。 
B 赤矢印のクリップをずらしてホーズを抜きます。 
C 紫矢印クリップをラジペン等を使用して外します。 
D オレンジ矢印のホースは、何もせず付けたままにしておきます。 
  
 
 
  
外した状態の別角度です。
  
 
 
  
こんな感じで引っ張れば抜けます。 
固着している場合は、ゴムハンマー等で軽く叩きます。強く叩くとスタッドボルトが曲がります。
  
 
 
  
サーモスタットをエンジンから抜いて、先ほどのオレンジ矢印のホースを外します。
  
 
 
  
エンジンにゴムパッキンがくっついている場合、忘れずに外します。
  
 
 
  
サーモスタッドを外した状態です。
  
 
 
  
新旧比較です。 
見た目はほとんど変わりません。
  
 
 
 
 
  
組み付ける場合、オレンジ矢印のホースだけ先に付けておきます。 
写真のようにホースのマークが、サーモスタッド小ホースの取り付け部分に合うようにします。 
これを間違えるとホースが捻じれてしまい、ホース破断の原因となります。
  
 
 
 
 
  
サーモスタッドを組み付けた状態です。
  
 
 
  
外すときに紫矢印のクリップが割れてしまったので、タイラップで写真のようにハーネスを留めます。
  
 
 
  
冷却水の入れ方、およびエア抜きの方法は、一般的な日本車の方法でOKです。 
 
  
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