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No.2704 2024.1.5
2024.3.15 更新




エアダスター エアーガン DC-10 を修理する






□ 1.安いけど

レバーのプッシュ部分が戻らなくなってしまい、エアが出たままになってしまいました。
このタイプのエアガンは、良い物でも2000円出せばお釣りが来ます。
しかし使い慣れた物を使いたいので、修理してみることにします。





分解するにはレバーを外す必要があります。レバーを固定しているピンがカシメ構造のため、簡単に分解できません。




ピンには長さに余裕があるので、カシメ部分を押し出し、ペンチで潰します。




ピンのカシメ部分は柔らかいので、簡単に潰れます。




ピンが外れるようになったので、外します。このピンは再利用できないので、他の部品を代用します。




TRUSCO TD用引き金・Eリング・ピンセット(発注コード 855-0557、品番 TDH-REPSET)実売価格 340円 のピンを流用します。ピンだけ購入できれば良かったのですが、ミスミやモノタロウ等では見つかりませんでした。




開封した状態です。ピンはメッキ処理されていて綺麗です。




ピンの太さは3.9mmです。




このままでは穴に入らないので、穴を広げます。




4mmのドリルを使用します。エアガンのボディはアルミ製ですので、簡単に穴開けできます。




穴を開けた状態です。




ピンがピッタリ入りました。




レバー側も同じように開けます。レバーは銅製ですので、ドリルを使うとバリが大きく出ます。金やすりでバリを取りましょう。




組み立ての懸念が解消されました。それではボディのオーバーホールをします。ノッチ部分が押されたまま戻らなくなってしまいました。モンキレンチを使用して六角ナット部分を外します。




外した状態です。中にスプリングが入っているので無くさないように気を付けましょう。




バラして汚れを落とした状態です。チェーンクリーナー等を使用します。ブレーキクリーナーはゴム部分を痛めるためおススメしません。




六角ナットの中にあるゴムワッシャの中心に、シャフトが通る構造です。金属同士ではなくゴムが摺動部になるため、ブレーキ用のラバーグリスを使用します。シリコングリスだと少し硬すぎるため、ラバーグリスが良いでしょう。シャシグリス等のゴムを痛める物を使用してはいけません。




こんな感じで塗ってみました。




穴の中の汚れも落とします。こちらはブレーキクリーナーを使用します。綿棒でも大丈夫ですが、キャブレター用の真鍮ブラシを使うと楽です。




バルブを元に戻します。スプリングは大きいほうが奥です。




レバーを付けてピンを入れます。Eリングを付けます。




Eリングは、ラジオペンチ等を使用して嵌めます。




完成です。無事に使用できるようになりました。
道具は手に馴染んだものを使い続けたいですよね。







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