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前準備として、オーディオを分解して基板だけの状態にします。
方法は前回のレポートを参照してください。
この部分の抵抗を交換します。
抵抗を外した状態です。はんだ吸引器で吸い上げるのではなく、はんだを盛って溶かした状態でチップを外します。外した後に盛ったハンダを吸い取ります。
今回は、1/4W、2012サイズの抵抗を使います。しかしサイズ的にギリギリですので、3216のほうが良いと思います。
電圧14Vのとき10mA流すようにします。オレンジの順方向電圧Vfは、1.8Vくらいです。(14V-1.8V)÷10mA=1220Ω
、今回は3個並列にして使うので、1220Ω×3=3660Ω となります。
今回は近い定数の3.9kΩを3個使用します。
ちなみに1.2kΩを1つ使用する場合も、12.2V×10mA = 0.122W で 1/4W(=0.25W)以下ですので問題ありません。
抵抗は、秋月電子よりも電子部品専門サイトで買ったほうが安いです。
3.9kΩの抵抗を取り付けた状態です。サイズ的にギリギリですので、もっと大きいのを使ったほうがよいでしょう。
オレンジのLEDは、発光させると赤すぎたので、黄色のキャップを被せます。5mmのLEDを使用するため、キャップも5mmのものを使用します。秋月にて200円で売っています。
通販コード I-01123 LED光拡散キャップ 5mm 黄 (50個入)
LEDを取り付けた状態です。
基板をよく見ると、ご親切に至る所に信号名のシルクが印刷されています。修理がしやすいように、配慮されているのでしょうか?
ついでに表示パネル側の制限抵抗も交換します。
抵抗を全部外します。
こちらもすべて外します。
よく見ると、矢印の位置にLEDが取り付けられるように空きパターンがあります。
ここにLED付けてみますので、空きパターンに付いているハンダを吸い取ります。
抵抗を外し、はんだを吸い取った状態です。
抵抗を取り付けます。先ほどと同じ3.9kΩを、3つずつ4ヶ所に取り付けます。熱が分散しやすいように間隔を空けて付けました。
LEDは3mmを使用します。発光させると赤すぎたので、先ほどと同じように黄色のキャップを被せます。3mmのLEDを使用するため、キャップも3mmのものを使用します。秋月にて200円で売っています。
通販コード I-07616 LED光拡散キャップ 3mm 黄 (50個入)
LEDを取り付ける時は、極性に注意しましょう。どの位置も、写真の左側がプラスです。
LEDを取り付けた状態です。
組み付けてLEDを点灯させた状態です。赤みの強かったLEDが、よい感じでオレンジ色になっています。空きパターンになっていたボタン部分も綺麗に発光しています。
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