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No.2563 2023.7.2



BMW E46 太陽のような謎の警告灯が点灯した






□ 1.謎の警告灯が点灯

ある日突然、運転中に警告灯が点灯しました。

何でしょう?この太陽のような警告灯は。
ステアリングセンサー?車輪速センサー?
ASC関係のダイアグだと思い診断機で確認しましたが、異常ダイアグがありませんでした。





仕方がないので取説を確認したところ、ブレーキパッド警告灯でした。
ブレーキパッドは、交換して1万キロを少し超えたところです。峠道を走っている訳ではないため、パッド摩耗の原因は考えられません。となると、原因としては経路における電線の断線。もしくはパッドセンサーを監視しているECUということになります。





色々調べたところ、下図のようにパッドセンサーはコンビネーションメーターが監視しています。センサーが削れて断線したかどうかで、警告灯を点灯させる仕組みです。電線の断線もしくはメーター故障が原因であると、修理が大変です。

まずはセンサーを交換して挙動を確認します。品番は、フロントが34351164371、リアが34351164372 です。簡単な構造のセンサーであるため、社外品だと1個 7〜800円くらいで買えます。









□ 2.ブレーキパッドセンサー交換

フロントキャリパーです。フロント側は、左側のみセンサーが付いています。
パッドの厚さは十分です。センサーも削れていません。





センサーのコネクタは、この部分にあります。車輪速センサと同じボックスです。
黒色のコネクタががブレーキパッドセンサーです。





この部分の引っ掛かりが強く、外すのが大変かもしれません。マイナスドライバーを使ってこじるように、プレートの切れ目から押し出します。





この部分は、ブレーキエアブリーダーボルトのキャップを外してから、ホースを外します。
新しいホースに付け替えた後は、キャップも忘れずに付けます。





新しいセンサーです。突起がある面をローター側に向けます。





新しいセンサーを取り付けた状態です。





続いてリヤ側です。リヤ側は、右側のみセンサーが付いています。
パッド厚さは十分です。





コネクタは、この位置にあります。ジャッキアップして作業をすると思いますが、ジャッキが倒れてもいいようにクルマの下にホイールを入れたり、サスペンションやデフにもジャッキを入れて倒れないようにしてから潜りましょう。





アームにクリップが沢山付いていて、電線が取り付いています。
クリップについては、以下のレポートでも詳しく紹介しています。

No.2513 BMW E46 リア コントロール アームブッシュ 交換








□ 3.警告灯の消し方

イグニッションキーをONにして30秒ほど放置します。
このとき、エンジンを掛けてしまうと警告灯が消えません。
今回はセンサー交換後、イグニッションキーの操作によって警告灯が消えました。
外したセンサーの端子間抵抗を測定したところ、フロントが1.0Ω、リヤが0.2Ωでした。フロント側が原因だったのでしょうか?謎です。




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