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No.2560 2023.5.20



BMW E46 エンジンが掛からない故障を修理する@
フューエルポンプ用リレーとヒューズの確認方法






□ 1.ある日突然エンジンが掛からなくなった

前日まで走行できていたのですが、エンジンが掛からなくなりました。セルモーターは回ってクランキングはするのですが、エンジンがプスンとも言わない状態です。この場合、スパークプラグから火花がまったく飛んでいない、もしくは燃料がまったく来ていないのどちらかです。

E46の場合、簡単にフューエルラインの状態を確認する方法があります。6気筒エンジンの場合、インジェクターレールの 矢印の位置に燃圧計を取り付けるエア抜き用のバルブがあります。フューエルラインが正常な場合、クランキング直後にポンプで加圧された状態が残るため、エア抜き用のバルブからエア抜きをしようとするとガソリンが噴き出します。
しかし今回の場合、クランキング直後にエア抜きをしてもガソリンがまったく出てこなかったため、フューエルポンプ(燃料ポンプ)が動作してないと判断できます。




フューエルポンプ(燃料ポンプ)が動作しない原因としては、フューエルポンプの故障、フューエルポンプ用リレーの故障、フューエルポンプ用ヒューズの断線 が挙げられます。






□ 2.フューエルポンプ用リレー、ヒューズの確認方法

まずは、フューエルポンプ用リレーの、フューエルポンプ用ヒューズの状態を確認してみます。
事前準備として、グローブボックスを外しておきます。

まずはヒューズを確認します。
矢印の位置が、フューエルポンプのヒューズです。






ヒューズの状態は正常です。切れていません。




続いて、フューエルポンプ用リレーの確認です。矢印の緑色のボックスが対象のリレーです。 このままでは取り外しが困難なため、全体を下にずらすための作業を行います。




矢印の位置にあるM10の樹脂製ナットを外します。エクステンションバー等を使用しないと作業が困難でしょう。




外した樹脂ナットです。




矢印の2か所がフック状の爪て止まっているので、白いケースを手前に引っ張って外します。




すると白いケース全体を下に下げることができるので、フューエルポンプ用リレーを手前に引っ張って外します。




リレーは、左右のフック状の爪に引っ掛かるように固定されています。




リレー端子の85と86のどちらかに12Vと、もう片方にGNDを接続してリレーを動作させ、そのときの30と87にテスターのプローブを充てて、抵抗値が0Ω付近であることを確認します。




今回は正常であることが確認できましたが、念のため交換します。型番は 61368373700 ですが、普通のマグネットリレーのようですので、同じ端子の形状とピンアサインであれば何でも良いと思われいます。今回は互換品を使用します。




これでフューエルポンプが原因であることがほぼ確定されました。


後編へ続きます。
BMW E46 エンジンが掛からない故障を修理するA フューエルポンプ交換







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