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No.2543 2021.10.30
MB W211 GPSアンテナ 修理 交換
□ 1.道なき道を進み、山や湖すら無敵のように駆け抜け
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カーナビが変な位置を示したり、あり得ない場所を走行表示するようになりました。
診断機でチェックすると、GPSアンテナの故障のようです。
カーナビのダイアグモードで、詳細な状態を確認してみます。
INFOボタンを押して「システム情報・設定」画面を表示させたら、ビープを選択します。
「BEEP設定状態」画面が出たら、
@ 左の一番下のボタンを1回押す。
A 左の下から3番目のボタンを2回押す。
B 右の一番上のボタンを1回押す。
C @から繰り返す。
を行うとダイアグ画面が表示されます。
ダイアグモードは右下のOKスティックで操作します。
初期状態は「GPS information」が選択されていると思いますので、OKボタンを押してGPSの状態を確認します。
衛星が1つも受信できていません。アンテナの不良と考えて間違いないようです。
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□ 2.交換手順
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今回は、この汎用のGPSアンテナを流用することにします。リヤウィンドウ上側のシャークアンテナが純正のGPSアンテナですが、交換が非常に面倒なので手軽さも考えてのことです。
ヤフオクで800円くらいで売られているものを使います。コネクタが灰色の物が5Vで、W211に適合します。コネクタが緑色の物は3Vですので使用できません。
アンテナを交換するために、トランクの左側を開けます。
最初に、この部分のパネルを外します。
パネルは、樹脂ビス6か所で留まっています。ビスはマイナスドライバーを2本使用して、両側から突起を挟み込んでビスの内側を抜き上げます。
パネル裏側の左右にあるライトのコネクタを外します。
パネルのライト付近は、パネルの突起がクリップに噛み込むように留まっています。
トランク内装の上部に留まっている樹脂ビス2か所を外します。
トランク内装の下部に留まっているトルクスボルト2か所を外します。
トランクの内装を引っ張って内部が見えるようにします。内装は、完全には外れません。
矢印の辺りに、GPSアンテナのコネクタがあります。
このコードがGPSアンテナです。上側にはGPSアンテナ本体、下側がカーナビ本体に接続されています。
このコードをニッパーで切り離します。切った先のコネクタは再利用するので大切に外します。
10mmのソケットとエクステンションバーを使って、このナットを外します。コネクタは黒い樹脂部分を力を入れるように摘まんで、軽く引っ張れば抜けます。
外したコネクタです。このコネクタを、新しいGPSアンテナにはんだ付けします。
完成です。これをトランクに取り付けます。
アンテナの本体は、この部分に取り付けます。鉄板の上側に取り付ければ、リアウィンドウを介してGPSの電波が届きます。金属以外の素材は電波を通すので、この位置が最適だと思います。GPSアンテナのハーネスは、トランクを閉めたときにアームが噛み込まないように、迂回させるように配線します。
交換後、無事にGPSが受信できました。
日付が2002年になっているので、週数ロールオーバー問題が未対策のようです。
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