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No.2047 2019.12.30
BMW E46 3シリーズ フロント ラムダセンサー(O2センサー)交換
□ 1.ラムダセンサーのエラーが発生
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エンジン警告灯は点灯していませんが、ダイアグスキャンを掛けるとエラーが確認できます。
P0141、P0156 のダイアグコードが出ています。O2センサーのバンク2が故障のようです。ちなみにBMWでは、O2センサーのことをラムダセンサーと呼ぶようです。
ちなみに、このエンジンにレギュラーガソリンは厳禁です。ネットで検索すると大丈夫というコメントもありますが、レギュラーガソリンを使用すると排熱温度が上がってしまい、このラムダセンサーを壊してしまいます。
触媒付近のラムダセンサが不良だと思い交換しましたが、改善しませんでした。
品番は、11781739845 で、左右とも同じ品番です。「ラムダ モニター センサー」ということで、
あくまでもエンジン制御結果の監視用として使用されているようです。
エンジン制御に用いられているラムダセンサはエキマニ付近に付いています。
品番は、両バンクとも 11781437586 です。
取り付け位置は、上図のようではなく下図の位置に付いています。
M54の後期は、上図の位置で正しいようです。
センサは、ボッシュ製がおススメです。 LS5177 0258005177 という品番が一致します。
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□ 2.ラムダセンサーの交換
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エキマニの裏側の写真です。潜らないと脱着不可です。
写真の右側がバンク2、左側がバンク1です。
ラムダセンサーのコネクタは、エンジンヘッドのインジェクター付近にあります。
プラグ交換やヘッドカバーガスケット交換でよく見るこれです。割と面倒です。
バンク2は、矢印のコネクタです。奥の室内側はバンク1です。
センサーのケーブルはタイラップ留めされている個所があるのでバンドをカットします。
センサーのケーブルを外そうとするときに他の配管と干渉してしまうため、イグニッションコイル側のカバーも外します。
ケーブルは、潜ったときに見える位置にクリップ留めされています。
クリップから外すときに配線のカバーが切れてしまいます。交換しないセンサーの配線は、
ハーネステープなどで補修しておきます。
バンク2のラムダセンサーは、かなり狭い位置にあります。通常のO2センサレンチが使えないので
22mmのめがねレンチで外します。外す前は KURE 5-56 を吹き掛けて30分くらい放置しておきます。
固着しておらず緩く締まっているので、簡単に外れます。短いモンキーレンチでも大丈夫かもしれません。
新しいラムダセンサーを締め付けるときは、小型のモンキーレンチなどを使用します。メガネレンチを使用すると、メガネレンチが外せなくなります。
新旧比較です。
焼き付かないように、焼き付き防止剤を塗ってから取り付けます。
BMWではラムダセンサーが定期交換部品として設定されているようで、8万Kmごとの交換が推奨されているようです。
BMWのメーカー指定で8万Kmであれば、4〜5万Kmで交換が安全かもしれません。
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