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No.2044 2019.12.29
BMW E46 3シリーズ エンジンマウント 交換
□ 1.本来は必要ないものですが・・・
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交換事例が割と多く、効果があったとの声が多いのがエンジンマウント。
直列6気筒エンジンは、理論的に振動が出ないはずです。
振動が出る場合は、イグニッションコイルやインジェクターなどの不良によるものがほとんどです。
その状態でマウントを交換したところで、大した効果はないはずです。
しかし実際に交換してみたところ、大きな効果が得られました。
確かに振動がなくなり、シルキーシックスの名に相応しい動きになります。
6気筒のエンジンマウントの品番は、22116779970 です。
左右の2か所にあり、両方とも同じ品番です。
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□ 2.事前準備のラジエーター分解
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エンジンマウント交換時は、エンジンを下からジャッキで持ち上げます。
このとき、ラジエーターファンがカバーに当たってしまうので取り外します。
エアクリーナーや吸気ダクトも外します。
ラジエーターファンは、専用工具がないと外せません。
冷却水(ラジエーター液)を抜いて、アッパーホースやATクーラーなどを外します。
リザーブタンク(エキスパンションタンク)と接続されているホースも外します。写真はありませんが、運転席側のラジエータホースもサーモスタット側(エンジン側)を外します。
非常に面倒ですが、BMWの冷却系は非常に脆く壊れやすいため、エンジンを持ち上げた時に引っ張られるラジエーターは切り離します。手間を省こうとすると、必ず痛い目に遭います。
オルタネーターの吸気ダクトも外します。
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□ 3.エンジン左側(助手席側)の交換
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写真にあるエクステンションバーの先にエンジンマウントのナットがあるので、外します。
下側は、ロアアームに隠れた位置にあるので、めがねレンチなどを使用して緩めて外します。
話が前後してしまいますが、エンジンをジャッキアップして浮かせて、マウントを取った状態の写真です。
写真の上の矢印がエンジンマウントのボルトを通す穴、
下の矢印はエンジンマウントの位置決めの突起に合わせる穴です。
ジャッキアップは、オイルパンの真ん中付近に充て木をしてオイルパン全体に木が当たるようにして持ち上げます。
エンジンマウントが外せる最小限の高さに留めてください。外していないフューエルライン等にダメージを与える可能性があるためです。
写真ではロワアームバーは取り付けたままですが、外したほうが楽かもしれません。
お決まりの新旧比較です。確かに潰れていますが、エンジンマウントとはこういう物だと思います。
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□4.エンジン右側(運転席側)の交換
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運転席側は、助手席側よりも難易度が高くなります。
話が前後してしまいますが、エンジンをジャッキアップして浮かせて、マウントを取った状態の写真です。
エンジンマウントのボルトは、下側は潜らないと外せませんが、上側も微妙な位置にあるので潜ってめがねやラチェット等でで外したほうが楽かもしれません。
ジャッキアップするときは、オイルパンの運転席側の端を持ち上げるようにします。
マフラーの荷重の関係で助手席側が上がってしまうため、必ず運転席側の端が支点になるようにします。
ジャッキアップさせるときは、充て木がロワアームバーに当たらないように注意します。(外したほうが楽かもしれません。)
ジャッキアップさせてもエンジンマウントは取れないので、マウントのガイドアームを取り外します。
M13のボルトで4ヶ所留まっているのですが、色々な工具(短いメガネレンチなど)を駆使しないと外せません。
運転席側のエンジンマウントの上側には金属のプレートが付いているので、
マウントを取り付けるときも忘れないようにします。
新旧比較です。
取り外したエンジンマウントです。左が運転席側、右が助手席側です。
若干ですが運転席側のほうが潰れが大きいように見えます。
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