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No.2039 2019.7.27
BMW E46 3シリーズ エンジン ヘッドカバー 交換 6気筒 オイル漏れ
□ 1.シリンダーヘッドカバーからのオイル漏れ
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E46の定番中の定番ですが、6気筒エンジンはシリンダーヘッドカバーからオイルが漏れます。
漏れる箇所は決まっていて、
・エキゾースト側全般
・リヤ側のサイドのエキゾースト側の半月部
・スパークプラグホール
の3か所から漏れます。
排気側から漏れると、オイルがエキゾーストの熱で蒸発して、車室内に強烈なオイルの臭いが入ってきます。
スパークプラグホールから漏れると、イグニッションコイルに異常が出たり失火のエラーコードが出たりします。
原因はラバーガスケットが経年変化して痩せてしまったり、劣化して亀裂が入ってしまうのが原因です。
品番は、11129070990 です。
取り付けるときのコツは、ラバーガスケットとシリンダーヘッドの縁が当たる部分に液体ガスケットをまんべんなく塗ってから取り付けることです。
ラバーガスケット側に液体ガスケットを塗れば十分ですが、シリンダーヘッド側の面にも薄く塗っておくと効果的です(特に両サイドの半月部分4ヶ所)。
ヘッドカバーはゴムリングを挟むようにワッシャーとボルトで止めます。ゴムリングがトルク調整の役割を果たすので、ボルトは回らなくなるまできつく締めます。
トルクレンチで既定のトルクで締めようとすると、ゴムリングが新品の場合にゴムが抵抗となってきちんとボルトが締まらない場合があります。その場合、割と短期間でオイル漏れが発生します。
漏れやすい箇所(半月部分、タイミングチェーン付近)
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□ 2.ガスケットを交換してもすぐに漏れだす
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正常な新品のラバーガスケットは、ヘッドカバーに取り付けるときにかなりキツく一度はめ込むと抜くのが大変です。
はめ込みが緩く感じる場合は、ラバーガスケットの不良、もしくはヘッドカバーに歪みが出ています。
ヘッドカバーは樹脂製です。ドイツ車の樹脂部品のもろさは説明するまでもありません。
反りの出ているヘッドカバーが少なくないようで、平らなところに置くとガタガタと不安定で歪んでいるのが分かります。
そんなときはヘッドカバーを新品に交換すると解決できます。
写真上側が社外品の新品、下が車両に付いていた純正品です。社外品でもかなり高品質に作られています。
むしろ社外品のほうが高品質かもしれません。
品番は、11121432928 です。
取り付けも、何の問題もなくできます。
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